GREEN×EXPO協会(横浜市中区)が10月29日、都内で「GREEN×EXPO 2027 開催500日前記者発表会」を開催した。
同協会会長の筒井義信さんが就任後初の挨拶に立ち、「幸せを創る明日の風景」をテーマに、花と緑を通じて世界の気候変動や生物多様性の喪失といった地球規模の課題解決を発信していく意志を示した。テーマ館や園芸文化展示のティザー映像に加え、初公開となる「Village出展」8者と「花・緑出展」5者の概要発表や、参加型プロジェクト「Blooming RING Action」の開催500日前記念グラフィックの公開があり、多くの参加者のビジュアルが一体となったデザインも披露された。
国際出展では、最初に出展契約を結んだカタール国から、陳列区域政府委員ジャベル・ジャララ・アルマッリ駐日大使が登壇。「横浜で開催されるこの博覧会は、持続可能で調和のとれた未来への国際協力の象徴」と述べ、技術・伝統・地域社会の連携によるビジョンを語った。
大型のプロジェクト協賛として、大成建設、明治安田生命保険、ピエクレックス、横浜銀行の4者が紹介され、一般参加催事や営業出店、ボランティア、市民参加プログラムなど、多様な参加メニューも発表され、500日後に迫った開幕に向けた機運を高めた。
国内で開催される最上位クラスの国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」で公式アンバサダーを務める芦田さんは「一番最初に私が参加させていただいたときから、少しずつ内容が具体的になってきています。GREEN×EXPOのシルエットがどんどん浮かんできて、すごく楽しみになってきました。早く全貌が見たいです」と期待に胸を膨らませた。「GREEN×EXPO 2027」公式マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」と初対面。まるまるとした体をなで「かわいいー」と触れ合った。
開催に向けて、「さまざまな地球の環境問題を解決する一つの鍵として、植物の存在というのは本当に重要なものだと感じています。その植物への理解と関心が、私たちの幸せを作る明日の風景につながっていくんだと心から思っております。アンバサダーとして、このエキスポの魅力を一緒に発信して、できるだけ多くの方々と幸せな未来を作るために一緒に学び、歩んでいければいいなと思います」と語った。
GREEN×EXPO 2027は、国内開催では最上位クラスの国際園芸博覧会で、2027年3月19日から9月26日まで、横浜市旭区・瀬谷区で開催される。会場は、2015年に米軍から返還された旧上瀬谷通信施設の約242ヘクタールのうち、約100ヘクタール。有料来場者数は1,000万人以上、全体で1,500万人の参加が見込まれている。