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ベーリック・ホールで歴史セミナー テーマはモーガン建築の魅力

2025年1月22日付で認定歴史的建造物に認定された根岸競馬場一等馬見所

2025年1月22日付で認定歴史的建造物に認定された根岸競馬場一等馬見所

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 「第47回 歴史を生かしたまちづくりセミナー J.H.モーガン建築の魅力」がベーリック・ホール(横浜市中区山手町、TEL 045-663-5685)で9月28日に開催される。主催は横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)。

1930年に設計されたベーリック・ホール

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 J.H.モーガンは、東京駅前の丸の内ビルジング設計のために来日。モーガンの手掛けた建築は、横浜では、ベーリック・ホールや、山手西洋館111番館、外国人墓地正門、根岸競馬場一等馬見所などが現存し、横浜らしい歴史的景観形成に寄与している。今回のセミナーは今年、根岸に残る根岸競馬場一等馬見所が横浜市認定歴史的建造物に認定されたことをきっかけに開催するという。

 当日は関東学院大学名誉教授の水沼淑子さんが「J.H.モーガン建築の魅力」について講演の後、「モーガン建築を後世に伝え残すために」をテーマにシンポジウムを開催。パネリストに水沼さんと、谷根千工房代表の森まゆみさん、馬事文化財団学芸部長の日高嘉継さんを迎え、工学院大学教授の後藤治さんがコーディネーターを務める。

 横浜歴史資産調査会の米山淳一さんは「不審火で焼損した藤沢市のモーガン邸再建の気運も高まっている。モーガン建築を後世に伝え残すたの方策を考え、皆で取り組みましょう」と参加を呼びかけている。

 開催時間は14時から。参加費は500円。参加申し込みはベーリック・ホール(045-663-5685)に電話または来館。

 横浜歴史資産調査会は、横浜市都市整備局都市デザイン室と連携し、歴史的建造物の保全活用に悩む所有者を無料で支援する「歴史を生かしたまちづくり相談室」を運営している。専門家・市職員・関係団体がチームで個別課題に対応する。

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