
「第47回 歴史を生かしたまちづくりセミナー J.H.モーガン建築の魅力」がベーリック・ホール(横浜市中区山手町、TEL 045-663-5685)で 9月28日開催される。主催は横浜歴史資産調査会。
J.H.モーガンは、東京駅前の丸の内ビルジング設計のために来日。モーガンの手掛けた建築は、横浜では、ベーリック・ホールや、山手西洋館111番館、外国人墓地正門、根岸競馬場一等馬見所などが現存し、横浜らしい歴史的景観形成に寄与している。今回のセミナーは今年、根岸に残る根岸競馬場一等馬見所が横浜市認定歴史的建造物に認定されたことをきっかけに開催するという。
当日は関東学院大学名誉教授の水沼淑子さんが「J.H.モーガン建築の魅力」について講演の後、
「モーガン建築を後世に伝え残すために」をテーマに
シンポジウムを開催。パネリストに水沼さんと、谷根千工房代表の森まゆみさん、馬事文化財団学芸部長の日高嘉継さんを迎え、工学院大学教授の後藤治さんがコーディネーターを務める。
横浜歴史資産調査会の米山淳一さんは「不審火で焼損した藤沢市のモーガン邸再建の気運も高まっている。モーガン建築を後世に伝え残すたの方策を考え、皆で取り組みましょう」と参加を呼びかけている。
開催時間は14時から。参加費は500円。参加申し込みはベーリック・ホールに電話または来館。