
アーティストユニット「似て非works」が運営する拠点「似て非ん家」(横浜市中区末吉町1)で、「詩の朗読のワークショップ」が行われる。
渡辺梓さんはアートユニット「似て非works」で「似て非ん家」を運営
横浜市地域文化サポート事業「ヨコハマアートサイト2025」に採択されたプロジェクト「詩で紡ぐ地域の記憶 臨場~私の中の横浜を詠う」(臨場プロジェクト)の一環で、NHK連続テレビ小説のヒロインを務めた女優・渡辺梓さんがナビゲーターを務める。
都市部で増加する孤立や喪失体験を背景に、「自分だけの懐かしい横浜の風景」にまつわる記憶を詩や手紙の形で表現し、市民が相互に共有する「ケアのアート」として展開する企画。8月17日と24日には詩作ワークショップが開催された。
朗読ワークショップでは、横浜の風景を題材にした詩を参加者が自分の声で読み上げることを通じて、声による表現が理解を深め、他者に届ける楽しさを知る機会とする。過去の詩作ワークショップに参加していない人も、自分の好きな詩を1編持参すれば参加できる。
会場の「似て非ん家」は、日ノ出町駅から徒歩圏にある築70年近い古民家。これまでにも朗読会や演奏会、アートインスタレーションなどを行ってきた。ナビゲーターの渡辺さんは「朗読指導ではなく、参加する人自身が自分の声を聞き、自分の書いた言葉を味わい、その瞬間におきる化学反応に気づく体験をしていただけたら」と話す。
開催は13時30分から。参加費は各回1,000円(学生無料、申し込みなしの当日参加も可能)。