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「帆船日本丸」が無線日誌修復・船体修繕でクラウドファンディング

横浜みなと博物館学芸員の島宗美知子さんと日本丸記念財団理事長で横浜みなと博物館館長の青木治さん

横浜みなと博物館学芸員の島宗美知子さんと日本丸記念財団理事長で横浜みなと博物館館長の青木治さん

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 「帆船日本丸」の船体維持修繕と損傷の激しい無線日誌の修復を目指して、帆船日本丸の指定管理者の帆船日本丸記念財団(横浜市西区みなとみらい2)が、クラウドファンディングにより寄付を募集している。

帆船日本丸の無線日誌は触るのをためらうほど損傷が進んでいる

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 帆船日本丸は 1930(昭和5)年に建造された練習帆船。1984(昭和59)年の引退の翌年からみなとみらいにある旧横浜船渠株式会社第一号ドックに係留保存され、一般公開されている。

 造船技術史上貴重であることや、多くの船員養成による海運業への貢献、航海日誌や無線日誌などの記録類が多く残っていることなどが評価され、2017(平成29)年9月に国の重要文化財に指定された。

 2018(平成30)年度にはドックの海水をすべて抜き、帆船日本丸の船底などの大規模修繕を行ったが、船内は木製部分の腐食や、鉄製部分の錆びつきなど、継続的な維持修繕が必要となっている。

 帆船日本丸の航海活動が記載されている日誌は、経年による損傷が激しいものが数多くあり、劣化が進行すれば修復自体が困難になるため、紙の状態で残っている日誌の修復とデジタル化を目指している。

 横浜みなと博物館学芸員の島宗美知子さんは「貴重な資料だが、一回見るごとに崩れてしまいそうな状態。この機会に1冊だけでも修復とデジタル化ができれば」と話す。他の資料については応急処置として無線日誌保存用の中性紙箱100箱を作成、目標金額をこえる寄付が集まった場合は、無線日誌2冊目以降の修復・船体維持修繕費に充てる。

 日本丸記念財団理事長で横浜みなと博物館館長の青木治さんは「1930年に船ができて現役で54年間活躍した。この功績が資料に収められており、末永く未来に受け渡したい。プロジェクトに支援をお願いしたい」と話している。

 目標額は300万円。クラウドファンディングサイト「READYFOR」で5000円から受け付ける。寄付額に応じて、返礼品を用意している。9月28日から募集を開始し、11月18日23時まで支援できる。

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