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崎陽軒が「『もったいない』を見直そう弁当」 横浜市と良品計画 無印良品 港南台バーズとコラボ

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 崎陽軒は、横浜市と良品計画 無印良品 港南台バーズとのコラボレーション企画として、食品ロス削減、ごみの分別のしやすさとプラスチックの代替素材の視点を踏まえた弁当「『もったいない』を見直そう弁当」を期間限定で販売する。販売期間は6月4日から12日。

横浜市×崎陽軒「もったいない」を見直そう弁当の内容

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 3者の環境に配慮した取組の意見交換を進める中で企画した弁当で、崎陽軒の生産工程で発生する規格外のサイズや形、余剰となってしまった食材などを活用した。

 崎陽軒では生産工程で発生する食材のロス削減に日々取り組んでいる。無印良品のものづくりの基本となる考え方の3つのわけ「素材の選択、工程の点検、包装の簡略化」に共感し、崎陽軒での生産工程で発生する規格外のサイズや形、余剰となってしまった食材などを活用して3者で協議しながら弁当を企画し、「もったいない」を新たな形で見直したという。6月4日の無印良品 港南台バーズで開催予定の「発見祭」イベントに合わせて販売を開始する。

 弁当の内容は、生産余剰分の「おべんとう初夏」のわらびや姫竹などと人参を炊き込んだ「山菜ごはん」に、「昔ながらのシウマイ」の生産余剰分のあんを活用した崎陽軒ならではの「シウマイメンチカツ」。焼くときに欠けてしまった「シウマイ弁当」の鮪の漬け焼をほぐして長ネギと炒め、白ごまで和えた「鮪と長ネギの白ごま炒め」、形や大きさが規格外の「シウマイ弁当」の鶏の唐揚げを、穂先部分の筍などと合わせた野菜あんかけで絡めた「鶏の唐揚げ野菜あんかけ」のほか、筍煮、柚子わらび餅、焼鮭、梅人参、菜の花のしょう油漬けが入る。

 崎陽軒は「横浜市資源循環局とも連携し、ごみ分別や食品ロス軽削減につながる商品設計とした。容器や箸などの包材も3者で連携して脱プラスチックに取り組んだ。多くの方にごみ分別や食品ロス削減の重要性が伝わる機会となれば幸い。6月の環境月間においしくSDGsへの取組みを考えてみては」とコメントしている。

 横浜市資源循環局は「6月の環境月間では、4月に施行されたプラスチック削減を目指すプラスチック資源循環法の周知や使い捨てとなるプラスチックの使用を控えるなど、市民の皆様に働きかけを行う『プラごみ削減キャンペーン』を行う。自分にできる環境にやさしい行動は何か、改めて考えてみてほしい」とメッセージを寄せている。

 価格は830円。期間中16時から崎陽軒本店ショップ(横浜市西区高島2)、無印良品 港南台バーズ(港南区港南台3)で販売する。販売数は0個~100個の予定で、生産状況により変動する。

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