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古民家「カサコ」でトンガ王国をモチーフにした発泡酒「トンガってる?」

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 古民家を利用した多世代・多国籍交流スペース「CASACO(カサコ)」(横浜市西区東ケ丘)で5月1日、「あかり食堂―トンガってる?―」が開催され、トンガ王国をモチーフにした発泡酒「ホッピンガレージ トンガってる?」(以下 トンガってる?)が提供された。

トンガで笑顔をみせる玉腰純さん 発泡酒「トンガってる?」

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 CASACOは2016(平成28)年4月にオープン。築70年ほどの古民家を改修して、1階はイベントスペース、2階はシェアハウスとして、留学生のホームステイも受け入れている。「あかり食堂」は、子どもから大人まで多国籍で集まり、食事をしながら交流するイベントで、CASACOで継続的に開催している。

 発泡酒「トンガってる?」は、横浜国立大学の学生時代に青年海外協力隊でトンガ王国に派遣された経験をもつ、横浜市に籍を置く玉腰純さんが、サッポロビール(東京都渋谷区)と共同で企画、4月12日から販売している。

 2020年8月から企画し、発売予定日を目前にした1月15日、トンガで海底火山の大規模噴火が発生。トンガ政府は国民約10万人のうち被災者は推定8万4700人以上にのぼると報告。玉腰さんは「なんとかトンガの役に立てないか」と売り上げの一部を義援金にするよう、サッポロビールと調整した。

 缶のデザインには「共に分かち合う」という思いを込め、クジラや星空のモチーフなどで表現した。発泡酒は「海辺の夕暮れ」を思わせる琥珀色で、ココナッツが香る甘みのある味わい。ビールの売り上げ1本につき20円がトンガ大使館に寄付される。

 玉腰さんは「イベントを通してトンガのこと知ってもらえるとうれしい」と話し「『トンガってる?』への僕の答えは『尖らなくてもいい』。気負わず、気張らず、楽しく生きるための乾杯を、みんなとしたい」とも。

 「ホッピンガレージ」は人生ストーリーと醸造技術を掛け合わせる「ストーリーブリューイング」の手法で、多様性あふれるビールを生み出し、楽しみ方を提供するビールブランド。「トンガってる?」は数量限定で、オンラインストアで販売中。

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