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横浜赤レンガ倉庫で「Gr8!こぶりな恐竜展」 ストリートアートと恐竜がコラボ

「トリケラトプス 頭骨」とストリートアーティストのYOICHIROさんによるオリジナル描き下ろしの恐竜アート「トリケラトプス」

「トリケラトプス 頭骨」とストリートアーティストのYOICHIROさんによるオリジナル描き下ろしの恐竜アート「トリケラトプス」

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 横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)で9月4日、ストリートアートと恐竜がコラボレーションした恐竜展「Gr8!こぶりな恐竜展」が始まった。主催はポニーキャニオン(東京都港区)のグループ会社、ドリームスタジオ(東京都港区)とニッポン放送(東京都千代田区)。「Gr8」は「great」の意味。

ティラノサウルス・スタン 半身骨格

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 同展では、水辺に生きた恐竜の紹介に始まり、植物の進化に合わせて適応進化を続けた植物食恐竜たち、ティラノサウルスの特殊化した生態、白亜紀の捕食者と被食者の関係性、恐竜から鳥への進化、恐竜研究の最前線まで、6つの章に分けて恐竜の魅力を紹介。恐竜映画「ジュラシック・パーク」シリーズの恐竜も登場する。

 恐竜の魅力をストリートアートで表現する試みで、会場内には、ストリートアーティストYOICHIROさんによる恐竜アート12作品を、貴重な恐竜の復元骨格と共に展示する。YOICHIROさんは2000(平成12)年より活動を始め、全国各地で展覧会やパフォーマンスを行っている。

 展示を監修した、恐竜研究者で北海道大学総合博物館教授の小林快次(よしつぐ)さんは「恐竜とアートのコラボレーションは画期的な試み。展示会は小ぶりだが、国内での展示が珍しい格闘恐竜や実物化石プロトケラトプスなど、キラリと光るものを展示している。来場者にこれまでと違った形でのインスピレーションを与えられれば」とコメントする。小林さんは、謎の恐竜と呼ばれた「デイノケイルス」や日本最大の全身骨格「カムイサウルス(むかわ竜)」などを発掘した。

 ドリームスタジオのコンテンツ部長代理の寺本佳世子さんは「横浜赤レンガ倉庫という場所柄、ファッションやアートに興味のある若い人たちも多く来ていると思う。そうした方や、あまり恐竜に詳しくない方も楽しめる内容になっている」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は13時~17時。土日祝は11時~19時。入場料は、大人(中学生以上)=1,500円、子ども=1,000円。10月10日まで。

(※10月31日までに会期延長。 9月24日追記)

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