横浜・藤棚商店街に7月22日、Arcade Bakery(アーケードベーカリー、横浜市西区中央2)がオープンした。
店主の坂巻龍太さんは、大手ベーカリーに15年職人として勤め、2013年には世界中のパン職人が技術を競い合う4年に一度のベーカリーワールドカップ「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー」パン部門日本代表の最終選考に残った。「自分のやり方で表現したパンをつくりたい」と独立を決め、妻の真砂子さんとともに店を開いた。
自家製酵母はライ麦、液体、ヨーグルトの3種類を使い分ける。定番はハード系のパンとクリームパン、メロンパンで、季節のデニッシュや惣菜パンも用意する。
店内は「パンが主役」の明るめの内装。「スチーム音も聞こえるくらいのライブ感」を大事にしたといい、製造の工程を間近で見ることができる。
「お店を開いてから、地域の人の温かさに気づいた。お客さんを大切にしながら地域密着でやっていきたい」と龍太さん。当初は2人で小さく営んでいく予定だったが、連日朝からの行列を受け「そんな場合ではない」と意気込む。
営業時間は10時30分~17時。売切れ次第終了。定休日は月曜と木曜(不定休あり)。