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ありがとう文体 つなげよう未来へ 最後のお別れ施設見学会

「最後を迎えるにあたってフォーマルにしたい」と成人式や式典などで実際に使っていた赤いパンチカーペットを敷いた

「最後を迎えるにあたってフォーマルにしたい」と成人式や式典などで実際に使っていた赤いパンチカーペットを敷いた

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 1962(昭和37)年に開館し9月6日に閉館した横浜文化体育館(横浜市中区不老町2)(以下、文体)で、9月13日に「お別れ施設見学会」が開催された。

レッドカーペットでフォーマルな別れを 文体お別れ会

 58年の歴史をもつ同館の閉館にあたり、スポーツ団体の代表者や学識経験者などの文体を愛する人々による「横浜文化体育館ファイナル事業実行委員会」を2018年11月から組織。ファイナル事業のコンセプトやキャッチフレーズ「ありがとう 文体 つなげよう未来へ」を考え、利用者に思い出を募集したり、記念誌の作成をしたりするなどの事業を実施してきた。

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 「お別れ施設見学会」は最後にお別れの機会を作りたいと企画、30分間ごとに定員60人の事前予約制で計300人を募集した。500人以上の応募があったが密を避けるため先着300人の応募者のみが参加となった。

 見学の順路は、2階席の上から体育館全体を眺めたのち、ステージへ。ステージの階段を下りたのちは、式典などで使われた赤いカーペットの上を歩いて後方へ向かい、アリーナ入口から退出。退館前には、施設の内壁に寄せ書きをすることができた。

 3世代の市民に愛された「文体」、壁には「成人式で妻に会えました。感謝です」「高校文化祭・成人式・ゆず・サザンのライブいっぱい行ったよ~新しくなったらまたくるね」「58年間おつかれさまでした」「ぼくをここでスポーツ大会をさせてくれてありがとう」など、思い思いの言葉が刻まれた。

 ロビーでは1964(昭和39)年の東京オリンピックのポスターや、卓球やプロレスの選手の寄せ書き、開館当時からの100枚以上の記録写真、ザ・ドリフターズや北島三郎三郎さん、スージー・クワトロさんなどのコンサートのチケットなど、数多くの資料が展示。館内のBGMは全てが文体のコンサートで演奏された曲で、音によっても思い出を振り返ることができる場となっていた。

 館長の宮田豊さんは「のべ2,700万人の利用があった。文体を使ってくれたすべての人と文体の建物に感謝のメッセージを伝えたい。58年培ってきた伝統をレガシーとして、新しいアリーナに引き継ぎたい」と話した。

 文体は11月頃から解体が始まり、解体後は2024年に完成予定のメインアリーナの工事に着手する。メインアリーナは地上3階建て、敷地面積約1万平方メートル、延べ床面積約1万5,500平方メートルで、地上7階建てで約170室のホテルを併設予定。

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