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横浜中華街で「目と指で見るパラスポーツ写真」展 「さわる写真」で交流も

指で写真を感じることができる立体出力「さわる写真」

指で写真を感じることができる立体出力「さわる写真」

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 横浜中華街のアートギャラリー「爾麗(にれい)美術」(横浜市中区山下町)で現在、視覚と触覚で感じる写真展「目と指で見るパラスポーツ写真」が開催されている。

パラフォトの佐々木延江さんと「触る地図」を作成した横濱ジェントルタウン倶楽部の桜井悦子さん

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 「視覚障がいの人にもパラスポーツの魅力を伝えたい」と、パラリンピックなど国内外の障がい者スポーツを20年にわたり取材・発信しているNPO法人「国際障害者スポーツ写真連絡協議会(パラフォト)」(中区鷺山)代表の佐々木延江さんが企画した。

 会場には、パラスポーツの撮影活動を長く続ける7人の写真家による、ブラインドサッカー、アルペンスキー、ゴールボール、陸上などの競技の瞬間を切り取ったカラープリントの展示ほか、指で触れることで写真を感じることができる立体出力「さわる写真」を設置している。

 パラスポーツの試合の映像や音のコンテンツ、写真を使い、スポーツに興味がある見えない人の協力で、視覚障がい者と健常者の情報の伝わり方や感じ方の違いを知り、発信する人の伝え方の工夫を考える写真交流ワークショップも毎日開く(1回40分程度)。

 11日には、NPO法人「横濱ジェントルタウン倶楽部」(中区常磐町2)との連携で、指で街を感じることができる「触る地図」を体験するワークショップも開く。

 佐々木さんは「さわる写真は、写真家や視覚障がいのスポーツに関心ある人々とともに実験的に取り組む新たな写真鑑賞の試み。撮影した写真家も会場に足を運んでくれている。見る・語る・触るをテーマとする写真交流を体験してほしい。中華街を訪れる際に気軽に立ち寄っていただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は12時~19時。水曜定休。参加費=500円(お茶付)。2月16日まで。

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