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桜木町駅前で消灯アクション「アースアワー2019」 過去最多の130施設が参加

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 桜木町駅前で3月30日、世界各地をつなぎ、地球を想う消灯リレー「EARTH HOUR(アースアワー)2019 in YOKOHAMA」が開催される。主催はWWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)、共催は横浜市、EARTH HOUR 2019 in YOKOHAMA実行委員会。

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 アースアワーとは、世界中の人々が同日同時間に電気を消すアクションを通じて「地球の環境を守りたい」という思いをわかちあう世界各地をつなぐ消灯リレー。2007年にWWFオーストラリアで始まり、2018年は過去最多となる全世界で188の国と地域が参加した。

 日本では2010年からWWFジャパンが主体となり、アースアワーをより多くの人たちが環境保全活動に参加する機会の創出と位置づけ、毎年実施している。20時30分から一定時間消灯するライトダウンは、1日かけて地球を一周する。横浜では、今年、横浜みなとみらい21地区などの市内施設で過去最多となる133の企業・団体が消灯アクションに協力する。

 30日当日は、桜木町駅前に初の試みとなる太陽光パネルを荷台全体に貼り付けたソーラートラックステージが登場。18時45分から消灯に向けてカウントダウンイベントが始まり、20時30分からの消灯に向けて、横浜ゆかりのアーティストによる演奏やトリコロールマーメイズのパフォーマンス、横浜F・マリノス選手のトークショーや実行委員会、横浜市副市長のクロストークのほか、ペンライトアート撮影会などで場を盛り上げる。

 また、手回し発電で動くミニカーや自転車発電体験、オリジナル廃油キャンドルづくりなど、身近なエネルギーを楽しく知ることができる体験ブースや、地球への思いを集めてランタンをつくるブース、竹あかりのフォトジェニックスポットの設置など、親子や友人同士で楽しめる企画が日中に予定されている。

 15時からは、さくらリビング(中区桜木町1)で実行委員会主催の「市民ディスカッション~ローカルグッドなSDGsの実践に向けて~」が開催される。地域から、地球温暖化を始めとした社会問題に対してアプローチをしている多様な団体を交えてディスカッションされる。

 登壇するのは、WWFジャパン、RCE横浜若者連盟、横浜市地球温暖化対策推進協議会、横浜コミュニティデザイン・ラボなどの非営利団体のほか、環境配慮型の印刷業に取り組む大川印刷、横浜市温暖化対策統括本部など。

 実行委員会の永井亮さんは「『日々の暮らしの中で1時間地球のことを思って行動してみる』。たとえ1時間でも横浜にいる人みんなが実行すれば大きなムーブメントになる。アースアワーの実行委員会では、30日にみなとみらいで環境に関するワークショップや市民の方々とのディスカッション、そして20時30分からの消灯セレモニーなどを通じて、市民主体のアースアワーを目指している。アースアワーが地球を思う方々にとって思い出に残る素敵な時間をつくれたら」と話している。

 参加無料。問い合わせは、EARTH HOUR 2019 in YOKOHAMA実行委員会(TEL 045-664-9009)まで。

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