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神奈川県のアンテナショップ「かながわ屋」がそごう横浜店に移転オープン

オープニングの10日は黒岩祐治神奈川県知事が店頭で買い物客を出迎えた

オープニングの10日は黒岩祐治神奈川県知事が店頭で買い物客を出迎えた

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 神奈川県内産の野菜や海産物、工芸品を取り扱うアンテナショップ「かながわ屋」が7月10日、そごう横浜店(横浜市西区高島2)地下2階の食品売り場に「物産・観光プラザ『かながわ屋』そごう横浜店」として新たにオープンした。

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 「かながわ屋」は神奈川県の委託で、神奈川県観光協会(中区山下町1)が運営するアンテナショップ。2004年に山下町のシルクセンター1階に開店し、数多くの観光客や近隣の居住者などに県産品の販売や観光案内を展開してきた。

 2015年度は「ふるさと割」の影響もあり、年間12万人以上の来店客数があったが、「ふるさと割」がなくなった翌年から客足が遠のき、昨年度は売上高・来店客数ともに全盛期の半分程度にまで落ち込んでいた。こうした状況を踏まえ、県は収益の改善策としてそごう横浜店への移転を決めたという。

 2011年に神奈川県とそごう・西武は「連携と協力に関する包括協定」を締結し、そごう横浜店では「かながわの名産100選」など企画で県産品を取り扱い、神奈川県の魅力をPRしている。

 横浜駅に直結するそごう横浜店の来客数は食品フロアだけでも1日約4万人。「かながわ屋」を常設化して、県産品を集約することで、さらなる商品のPR拡大と魅力を発信し、国内外からの多くの集客を図る。

 店舗では、厳選した約350品目の県産品を販売する。「神奈川県の名産・特産品コーナー」では乳製品や卵・調味料・伝統食材・スイーツ・地元ドリンクなどが、生産場所が一目で分かるように配置されている。「お野菜マルシェ」では、その日の朝に採れた産地直送の新鮮な野菜や県産の旬の野菜を販売。「DELIマルシェ」では、県内自慢の味・話題の味を週替わりで提供する。

 オープンからの売れ筋商品は、なす・きゅうり・トマト・枝豆・トウモロコシなどの朝獲れ野菜や、宝製菓のビスケット「横浜ロマンスケッチ」、鎌倉佳人の「鎌倉スモークチーズ」など。

 店長の伊藤泰介さんは「オープン初日から多くのお客様にお越しいただいております。地元神奈川の各地からのとっておきの味が一堂に集まっているので、ぜひお越しください」と話している。

 7月10日のオープニングセレモニーでは神奈川県の黒岩祐治さんが「神奈川の特産品・名産品が一堂に会す店が、1日4万人が訪れる所にオープンできることを大変うれしく思う」とコメントした。

 営業時間は10時~20時(営業時間・店休日はそごう横浜店に準じる)。

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