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象の鼻パークで「ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2017」 ウサギが「不思議の森」へ案内

「ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2014」の様子

「ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2014」の様子

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 象の鼻パーク(横浜市中区海岸通1)で10月8~9日、障害のある人とアーティストが協働して創作・表現するアートプロジェクト「ヨコハマ・パラトリエンナーレ 2017 『不思議の森の大夜会』」が開催される。

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 「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」は、鋭い知覚や能力のある障害者と、多様な分野のプロフェッショナルが協働することで、新しい芸術表現を生み出すことを目指す「もうひとつのトリエンナーレ」として2014年にスタート。第2回となる今年は、「sense of oneness とけあうところ」をテーマに、創作・発表・展示の3部に分けてさまざまなプログラムを展開する。主催は横浜市文化観光局、同健康福祉局、象の鼻テラスを運営するスパイラル(ワコールアートセンター)などからなる横浜ランデヴープロジェクト実行委員会とNPO法人「スローレーベル」。

 第2部(発表)の「不思議の森の大夜会」では、象の鼻パークの会場全体をひとつの「謎の生命体」に見立て、その細胞や血管のように全体に広がる巨大インスタレーションを展示。メインパフォーマンスでは、盲学校に通う高校生ダンサー・神澤祥吾さん、Double Famousの坂口修一郎さんがディレクションする市民マーチングバンド、タップダンサーのおどるなつこさんとワークショップ参加者、エアリアルダンサーら、国内外の出演者によるステージが繰り広げられる。

 そのほかアート・ステージでは、ダイアログ・イン・ザ・ダーク、真鍋大度さん、石橋素さん、森永邦彦さんらによる「見えない世界を表現する服」など、インスタレーションやパフォーマンスを展開。フード・ステージでは、屋台やその1つであるピザ屋に合わせたパフォーマンスを用意する。

 総合ディレクターの栗栖良依さんは「世界はグローバリゼーションやダイバーシティーという理想を掲げながら、止まらない比較と競争が、差別や紛争を生み出し、自分だけを守るバリアを次々とつくり出している。自分ではない別の誰かを想像し、とけあい、ひとつの世界を創造することで、『不思議の森』に向かう船に乗ってほしい」としている。

 開催時間は16時~21時。入場無料。メイン公演は各日17時30分~、19時30分~の2回。チケットは観覧席のみ2,500円、「不思議の森」のウサギの案内でぷかり桟橋からクルーズで会場に向かうスペシャルツアー付き3,500円。7日はに公開リハーサル(18時~21時)を行う。

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