「GRL」が横浜美術館で光のグラフィティ-ヨコハマ国際映像祭

10月24日に象の鼻テラスで行われた「LASER TAG」

10月24日に象の鼻テラスで行われた「LASER TAG」

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 横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3)正門前壁面で11月21日、ヨコハマ国際映像祭2009出展作家「グラフィティリサーチラボ(GRL)」による特別出張イベント「LASER TAG in 横浜美術館 」が行われる。

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 同イベントはGRLの開発したレーザーポインタで建物の壁面などに光のグラフィティを描くことができる「LASER TAGシステム」を利用したもの。レーザーポインタの光の軌跡をパソコンにつながったカメラで撮影し、パソコン内の独自アプリケーションで処理した映像をプロジェクタでリアルタイムに投影するので、壁を汚すことなくグラフィティアートを描くことができる。当日は横浜美術館の正門前壁面に同システムを持ち込み、来場者が自由にグラフィティを描けるようにするという。

 ヨコハマ国際映像祭2009のキュレータ遠藤水城さんは「観覧車などネオン輝くみなとみらい地区の夜景にをバックに、レーザーポインタで夜の美術館の壁面に光の落書きをするという面白いイベントです。やってみるととても簡単で子供も大人も楽しめるので、ぜひご参加ください。また、ヨコハマ国際映像祭2009の新港ピア会場ではGRLのいろんな映像作品も見れるのであわせてご覧ください」と話している。

 開催時間は、18時30分~20時30分。参加無料。

 GRLは、エヴァン・ロスさんとジェームズ・パウダリーさんによって2006年結成され、世界中の人が街に出て遊ぶための技術や道具の開発を行っているアートプロジェクト。ヨコハマ国際映像祭2009の新港ピア会場(横浜市中区新港2)では、半身不随となったグラフィティライターのために、目の動きだけでレーザーグラフィティを描くことができるシステム「The Eye Writer」を設置している。

 ヨコハマ国際映像祭2009は、横浜市の「クリエイティブシティ」「映像文化都市・横浜」の新たな取り組みとして現代美術、メディアアート、CG、アニ メーション、映画、写真などさまざまな映像を対象にした国際的な映像の祭典。会期中は映像上映のほか、シンポジウムやワークショップ、市民・参加者・アーティストらの多様な交流イベントなどが行われる。

 入場料は一般1,300円、大学生・専門学生1,000円、高校生500円(当日券)。中学生以下無料。パスポート2,500円(期間中全会場共通)。開催時間は11時~19時(土曜・日曜・祝日は10時~19時)。問い合わせは横浜市コールセンター(TEL 045-664-2525)。会期は11月29日まで。

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