「横浜駅バリアフリーマップ」配布へ-点字で駅の構造表示

横浜駅 さわる地図 バリアフリーマップ

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 横浜駅に乗り入れる鉄道4社と横浜市、住みよい街づくり活動を行う市民団体「横濱ジェントルタウン倶楽部」は4月1日、横浜駅の乗り換えを点字で案内するパンフレット「横浜駅 さわる地図 バリアフリーマップ」を発行する。

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 横浜駅は、段差や複雑化した構造が問題にもなっており、視覚障害者やベビーカー・車いす使用者、高齢者にとって移動が困難な駅。同マップでは、駅の安全性、利便性向上を図る目的で、点字などの凹凸で駅構内の構造やエレベーター、改札口、階段、周辺施設を表示するほか、バリアフリー化した乗り換え経路も案内している。パンフレットはA4版4ページ。東急・京急・相鉄線の主要駅、横浜駅周辺商業施設、市内区役所などで配布する。

 横濱ジェントルタウン倶楽部は同様の凹凸のついた関内周辺地図「触る地図 横浜バリアフリーマップ」を作成した実績があり、今回は鉄道事業者から依頼をうけて制作された。同団体の桜井悦子さんは「以前作成したものは、観光での利用など全国から問い合わせがあり、大変好評だった。今回は、横浜駅の立体的な構造を触れて分かるよう1枚の地図にまとめるのにとても苦労した。試行錯誤を重ねてできたものなので、多くの人に役立ててもらいたい」と話す。

 4月8日には横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ(横浜市西区北幸)でパンフレット完成記念「まち歩き」ワークショップを開催。駅利用者を募り、バリアフリーマップを利用して横浜駅を歩くほか、鉄道事業者、横浜市などとの意見交換を行う。

横濱ジェントルタウン倶楽部パンフレット完成記念「まち歩き」ワークショップ詳細(相鉄グループ横浜開港150プロジェクト)手で触れてわかる地図「横浜バリアフリーマップ」が完成(ヨコハマ経済新聞)中区役所に障害者団体が運営する「ナカナ・カフェ」(ヨコハマ経済新聞)横浜駅周辺部の再開発計画がいよいよスタート!21世紀の「ハマの玄関口」はデザインできるか?(ヨコハマ経済新聞)

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