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「クルベジ」ホワイトアスパラ、京急百貨店で販売 北海道下川町から直送

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 上大岡駅に隣接する京急百貨店で毎週金曜の午後、北海道下川町の環境保全型農業で育てられた野菜、クルベジ「ホワイトアスパラ」が期間限定で販売されている。

未利用資源を焼き炭化したバイオ炭

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 クルベジは「クールベジタブル」の略称。「バイオ炭」を農地に埋めることで、炭素を半永久的に土壌中に貯留し、大気中の二酸化炭素を削減する環境保全型の農業によって生産された野菜のブランドで、「食べるだけでエコ」な野菜として知られる。下川町では森林整備で搬出される間伐材を原料とした炭を使っている。

 横浜市と下川町は共に国から「SDGs未来都市」に選定されており、2011(平成23)年には戸塚区川上地区と戸塚区役所と下川町の3者で「友好交流協定」を締結。夏は下川町の子どもたちが戸塚を訪れ、環境活動に取り組む施設の見学や梨狩り体験などを行ったり、冬は戸塚の子どもたちが下川町に行き、木質バイオマス施設の見学やスキーをするなど、小学生を相互に受け入れる交流を続けてきた。

 京急百貨店での販売に当たり、現地から京急百貨店までカーボンニュートラル配送を行い、商品のラベルは戸塚区に工場を持つ大川印刷が太陽光発電の電力など再生可能エネルギーのみを使って印刷するなど、生産から販売までの全工程で環境負荷に配慮したという。

 大川印刷の大川哲郎社長は「アスパラガスは塩ゆでしただけでも、白ワインによく合い、とてもおいしい。印刷は単なる紙にインクをのせる作業ではなく、商品のストーリーを伝えるもの。再生可能エネルギーを使って印刷することで、商品とコンセプトを一致させた」と話す。

 販売場所は地下1階デイリーフーズマーケット青果売場「もとまちユニオン」。6月20日まで。

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