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横浜市が「ヨコハマ市民まち普請事業」提案を募集 市民主体のまちの整備に最大500万円を助成

公開コンテストの様子

公開コンテストの様子

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 横浜市都市整備局が、高齢者の交流サロン、子育てカフェや水辺の保全、地域の案内板設置など、地域の課題解決や魅力向上のための市民主体のまちづくり活動を支援する助成事業「ヨコハマ市民まち普請事業」の平成28年度整備提案を募集している。

ヨコハマ市民まち普請事業で整備された戸塚区の子育て応援拠点「こまちカフェ」

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 市民の提案を2段階の公開コンテストで選考。選考された提案グループには翌年度に上限500万円の整備助成金を交付する。

 同事業では、市民がまちの整備に関するアイデアを出し、共感する人を集め、議論、計画づくり、合意形成、整備、維持管理まですべて自分たちの手で行う。市は市民が主体となって実現できるようサポートする。2005年に始まり、これまでに、コミュニティーカフェや子どもたちの遊びの場、防災拠点などが、市内各地に整備された。

 同事業を担当する横浜市都市整備局地域まちづくり課の石津啓介さんは「ヨコハマ市民まち普請事業は、市民が自ら行う施設の整備であれば、テーマや場所を問わず応募できる制度。これまで市内各地で41の施設が整備され、地域の課題解決や魅力向上だけでなく、コミュニティの活性化にも大きく貢献している。最初の応募はアイデアレベルでも大丈夫。是非、気軽にご相談、ご応募ください」と話している。

 「ヨコハマ市民まち普請事業」は2015年5月に、都市計画の進歩、発展に顕著な貢献をした個人または団体を表彰する日本都市計画学会賞「石川賞」を受賞した。地域課題の解決に資するハードが整備されるだけでなく、企画・コンテスト・整備の機会を通じて地域コミュニティが形成されること、ハード整備後には、住民自らが整備したことにより生まれる愛情や愛着心により、心のこもった運営や維持管理がなされること、地域資源や地域力が最大限に発揮されることによる事業コストの縮減、参加型社会の実現による住民幸福度の向上に寄与するとされ「市民主体の都市計画を体現するものとして大きな成果を挙げ、今後の新たな公共事業のあり方を示唆する独創的・画期的なものである」と高く評価された。

 提案の募集期間は6月3日まで。問合せは都市整備局地域まちづくり課(TEL 045-671-2679)まで。

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