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関内で「横浜のCSRの未来」テーマに公開トーク 「CSR検定3級」の事前勉強会も

新・CSR検定3級公式テキスト

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 中区・関内で2月6日、企業の社会への貢献をテーマとするクロストーク「横浜のCSRの未来」と「(新)CSR検定3級公式勉強会」が開催される。

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 CSRとは「企業の社会的責任」(Corporate Social Responsibility)のこと。1部では、同検定の検定委員長の影山摩子弥さん(横浜市立大学教授)を講師に招き「CSR人材育成の経営戦略的効果」と題する講演と、「横浜のCSRの未来」をテーマに、CSR専門誌「オルタナ」編集長の森摂さん、地域に根ざした企業のネットワークづくりに取り組む吉田正博さん(永続的成長企業ネットワーク代表理事)と、横浜の老舗の印刷会社でCSRに積極的に取り組んでいる大川哲郎さん(大川印刷代表取締役)と影山さんによるディスカッションが行われる。

 2部では、森摂さんを講師に「CSR検定3級」の説明や、検定試験に出題が予想される問題についての解説などを行う。

 「(新)CSR検定3級検定」は、2008年から開催されてきた「サスティナビリティCSR検定」をリニューアルした試験で、2月28日に行われる試験が3回目となる。CSRの理解者を企業や社会の中に増やしてCSRの裾野を広げることや、企業と社会が連携して社会的課題を解決する意味などのCSRの重要性を学び、今後の企業・組織の戦略に生かせる人材を育成する目的で企画された。

 講演を行う影山さんは、2006年3月に「横浜市立大学CSRセンター」を設立。横浜市が地域貢献活動に取り組む企業を認定する「横浜型地域貢献企業」の評価指標策定などの制度設計にも関わっている。「地域CSRが日本を救う」(敬文社)や、「なぜ障がい者を雇う中小企業は業績を上げ続けるのか?―経営戦略としての障がい者雇用とCSR」(中央法規出版)などの著書がある。

 影山さんは「検定は知識を深めることで本人の知識欲が満たされるものだが、新CSR検定は、単に知識を得るだけでなく、企業や組織でCSRの指針を策定するなど、CSRを実践していくための知識を身につけることができる」と話している。

 会場はシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)。開催時間は13時から。参加費は1,000円(資料代・飲み物付)。主催は、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ。

 3級検定試験は、2月28日に全国14都市で一斉に行われる(申込締切:2月10日)。横浜の会場は「さくらWORKS<関内>」。主催は、NPO法人企業社会責任フォーラム、日本財団、オルタナ。CSRは、社会への貢献の他、倫理法令遵守(コンプライアンス)や顧客対応、品質向上、労働安全衛生、財務、環境、情報セキュリティなど経営全般にわたる。社会の一員である企業が、社会に対してさまざまな責任を果たしていかなければならず、それが企業の存続につながるという考え方。

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