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パシフィコ横浜で第17回図書館総合展 「ツタヤ図書館」責任者登壇も

10日に行われたフォーラム「地方創生と図書館―紫波町の事例を中心に」

10日に行われたフォーラム「地方創生と図書館―紫波町の事例を中心に」

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 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で11月10日、図書館に関連する最新の技術やサービスを紹介する「第17回図書館総合展・学術情報オープンサミット2015」が開幕した。

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 同展は、図書館利用者や、図書館に関わる人が「図書館の今後」について考え、新たなパートナーシップを築いていく場の創出を目的とした総合展示イベントで、1999年にスタート。17回目を迎える今回は新しい取り組みとして「図書館キャラクター・グランプリ」「地方創生レファレンス大賞」などが行われる。

 期間中は、図書館に関連する最新の設備やシステムを紹介する131の企業・団体がブース出展するほか、100のフォーラムを開催。初日の10日は、公共図書館の役割を果たすためにはどのような選書・蔵書が望ましいかをテーマに、新潮社代表取締役社長の佐藤隆信さんを招いた「公共図書館の役割を考える~本に携わる私たちからの期待~」などが行われた。

 11日には、選書や分類方法などが話題となっている海老名市立図書館を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)図書館カンパニー長の高橋聡さんを迎えた「公共図書館の未来像」 、12日には、図書館づくりから地域発展へつなげた成功例として知られる岩手県紫波町の佐藤勇悦さんらを招いた 「『公共施設』としての図書館とは~『地方創生』と『公民連携』の視点から考える~」などが予定されている。

 図書館総合展運営委員会委員長の佐藤潔さんは「現在は図書館の新設や運営予算をめぐっての攻防や、図書館の選書の問題や運営の在り方をめぐってのマスメディアや地域住民を巻き込んだ議論が起きている。図書館総合展ではこうした諸問題を取り上げる企画を多々用意している」と話している。

 会場はパシフィコ横浜 展示ホールDおよびアネックスホール。開場時間は10時~18時。入場無料。各フォーラム・ツアーの問い合わせ・申し込みはホームページから。11月12日まで。

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