横浜港と川を一周する「横浜運河パレード」 40艇以上が船団を組んで参加

昨年の運河パレードの様子

昨年の運河パレードの様子

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 横浜都心部を流れる大岡川・中村川・堀川と、横浜港の一部をぐるっと周回する大規模な市民参加型水上パレード「第3回横浜運河パレード」が10月17日に開かれる。

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 河川・運河を使い文化・文明を世界に向けて発信してきた横浜で、生活の一部として水上交通を復活させ、身近な水辺環境を取り戻す足がかりにすることを目的に、2013年から開催されている。主催は大岡川川の駅運営委員会、京浜フェリーボート、東京ベイガード、NPO法人「HamaBridge濱橋会」、横浜市からなる「よこはま都心部水上交通実行委員会」。

 パレードには、市民がサーフボードをパドルでこぐ「SUP(スタンドアップ パドル サーフィン)」や10人乗りの大型手漕ぎボート「Eボート」、シーカヤック、ミュージシャンの乗り込むプレジャーボートや動力船など40艇以上が船団を組んで参加する。

 今年は、大岡川に5月に完成した横浜日ノ出桟橋(横浜市中区日ノ出町1)を本会場に、パレードのスタート・ゴールの式典や食の市、コンサートなどを行う。パレードは、11時からの式典の後、11時30分に出発。川をさかのぼり、蒔田公園(南区宿町1)前を経由し、中村川・堀川を下って元町を通り、山下橋に12時25分に到着する。

 その後、ミュージシャンやサンバダンサーなどが乗り込んだプレジャーボートは、海を航行し横浜赤レンガ倉庫前を通過し、13時40分頃にサテライト会場になっている日本丸メモリアルパーク(西区みなとみらい2)に到着。そこで蒔田公園から折り返し大岡川を下ってくるSUPの船団と合流して大岡川をさかのぼり、日ノ出桟橋に14時30分にゴールする予定。パレードが運河と海を通り、周回するコースをとるのは、パレードを開始して以来初めて。

 パレード参加者が仮装し、観客の写真投稿で大賞を決める「運河パレード仮装大賞」、大岡川桜桟橋(中区日ノ出町2)からの「Eボート体験乗船」、水上陸上双方で清掃を行う「大岡川クリーン大作戦」、運河沿いのポイントを巡ることでビンゴに参加できる携帯アプリ「みんゴ!」など、今回は水上と陸をつなぐ企画を充実させた。

 沿岸地域ではパレード通過にあわせ、地区ごとにお迎えイベントを開催。石川町・元町エリアでは石川町駅前歩道橋(中区石川町2)、市場通り橋(中区元町4)、代官橋(中区元町1)で横浜海洋少年団が手旗信号でパレードを迎えるほか、元町河岸通りではゆっくりと運河を眺められる「元町かわぎしテラス」を設置する。

 よこはま都心部水上交通実行委員会委員長の小林直樹さんは「3回目の開催で、運河の注目度が上がっているのを実感している。今年新たに大岡川に誕生した横浜日ノ出桟橋や新市庁舎計画など、インフラの整備も含めて、観光だけではなく、新たな横浜都心部のライフスタイルが生まれつつあるように感じる。この運河パレードを続ける事で、生活の中に当たり前のように水辺がある街を目指していきたい」と話している。

 イベント全体の開催時間は11時~16時。小雨決行。

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