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吉田町「Lily」で劇団鹿殺し秘密基地公演「横浜アンダーグラウンド」-特設秘密カフェも

野毛・吉田町を舞台にした「魂のコリドー」

野毛・吉田町を舞台にした「魂のコリドー」

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 吉田町の多目的スペース「yoshidamachi lily」(横浜市中区吉田町4)で3月19日から、劇団鹿殺し秘密基地公演「横浜アンダーグラウンド」が上演されている。

劇団鹿殺し「特設秘密カフェ」

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 劇団鹿殺しは、2000年に兵庫県西宮市で旗揚げ。2005年から活動拠点を東京に移し、年間1,000回以上の路上パフォーマンスを敢行してきた。「老若男女の心をガツンと殴ってギュッと抱きしめる」をテーマに、人間の愛おしさを表現する物語と、役者の身体・パフォーマンスに重点をおいた演出で人気を集め、2010年第55回岸田國士戯曲賞最終候補にノミネート。2011年には本多劇場、2012年には紀伊國屋ホールに進出した。

 上演作品は、占い師の女が変わっていく「濁乱水晶」、赤ずきんが都会に連れて行かれる「RED FOOD FABLE」、ひきこもりの青年と母親の対話を描いた「ヒッキーの手記」、ラブホテルの一室に集まった3人の目的が明らかになる「206で」、野毛のレズビアンバー「二枚貝」と吉田町・伊勢佐木町を舞台にした「魂のコリドー」の全5作品。今回のために同劇団代表の丸尾丸一郎さんとメンバー4人が書き下ろした新作となる。

 出演は、傳田うにさん、美津乃あわさん、鷺沼恵美子さん、浅野康之さん、近藤茶さん、峰ゆとりさん、浦上祐輔さん、木村綺那さん、清川果林さん、中島雄太さん、松尾珠花さん、妻鹿益己さん、安井直美さん。

 公演期間中は、2階カフェスペースで劇団鹿殺し「特設秘密カフェ」をオープンし、演劇界から招いた料理自慢の日替わり店長がオリジナルメニューを提供する。営業は開演前の30分間と終演後の1時間。

 また、近隣の飲食店11店舗で、チケット割引キャンペーン「吉田町の輪」を実施。チケットの半券を見せると、ドリンクやデザートのサービスが受けられる。参加店舗は吉田町のJONES CAFE、山東水餃、海風、PIGGYTAIL CONNECTION、PORTO、POZ DINING、Bar Comfie、HOLBORNのほか、馬車道の勝烈庵、大さん橋前のHAMA CAFE、MARK IS みなとみらいのふらんすやま。

 丸尾さんは「会場を劇団鹿殺しの秘密基地に見立てて、空間そのものを作品に仕上げた。今回は劇団員4名が処女作を書き、新しい才能、特異な能力が爆発している。オムニバスのように話が繋がっていく構成だが、アンダーグラウンドな作品から劇団鹿殺しらしいアホ作品まで、秘密基地を堪能してもらえると思う。劇団鹿殺しが旗上げの頃に持っていた、ガツガツした熱い気持ちを感じさせる作品になっている」と話している。

 公演時間・詳細はホームページから。チケットは3,000円(ドリンク代500円別途、全席自由)。29日まで。

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