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子どもたちの未来を描く「環境絵日記展」-優秀作593点を展示

昨年の環境絵日記展の様子

昨年の環境絵日記展の様子

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 横浜市資源リサイクル事業協同組合(神奈川区山内町)が、毎年、横浜市内の小学生を対象に募集している「環境絵日記」の最終選考会が先月おこなわれ、 大賞を含めた優秀特別賞19作品が決まった。10月26日に開催される「環境未来都市・環境絵日記展2014」で優秀作品593作品を展示し、優秀特別賞の発表会・表彰式をおこなう。

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 「環境絵日記」とは、環境問題や環境保全について、子ども達が家庭で話し合ったことや自分で考えた内容を絵と文章の組み合わせで自由に表現したもの。同組合は、2000年から夏休みに横浜市内の小学生を対象に「環境絵日記」コンクールを実施しており、今年で15年目。今年度は横浜市内の全小学生の約12%にあたる22,306人が応募した。15年間で累計144,032人が参加している。環境絵日記を通して、子ども達と一緒に環境問題や超高齢化対応などの課題について考え「誰もが暮らしたいまち」「誰もが活力あるまち」の実現を目指す。

 2014年募集のテーマは「家族や身近な人たちと考える環境未来都市」。子ども達に「こんな未来になったらいいな」「こんな未来にしていきたいな」というアイディアを自由に描いてもらった。最優秀賞には、中田小学校4年生崎本彩夢さんの「横浜の海で魚といっしょにくらしたいな!」が選ばれた。

 横浜市資源リサイクル事業協同組合の長沢宏希さんは「環境問題への関心は年々高まり、子どもたちが描いてくれる環境絵日記の内容は、リサイクルのプロである私たちも学びの多い「環境メッセージ」へと変わってきている。そうした素晴らしい作品を一つ一つ選考するのは、大変なことだが、この企画を行う上で、一番の楽しい時間でもある。子どもたちからの想いあふれる作品をぜひ「環境未来都市・環境絵日記展」で見てもらいたい」と話す。

 開催時間は11時~16時。場所は横浜港大さん橋国際客船ターミナル内の大さん橋ホール(横浜市中区海岸通1)。環境にやさしい未来のヨコハマについて子どもたちが話し合う「環境未来都市・環境会議」、エコに取り組む企業・団体ブースも多数出展する。問い合わせは、横浜市資源リサイクル事業協同組合(TEL 045-444-2531)。

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