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フランス色に染まる「横浜フランス月間」開幕-フランス文化の祭典

©Raymond Cauchetier

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 横浜市内で6月1日、フランス文化の祭典「横浜フランス月間2014」が開幕した。

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 2014年は、横浜フランス月間の10周年、横浜市とリヨン市の姉妹都市提携55周年、日仏文化協力90周年にあたる。

 横浜フランス月間は、2005年から毎年開催されているフランス文化の祭典。会期中は、横浜市内の美術館や劇場、アートスペース、レストラン、企業などが協働で、フランスをテーマにした映画や展覧会、音楽やダンス、美食など多彩なイベントを実施する。開催期間は6月1日から7月16日。主催はアンスティチュ・フランセ横浜(横浜市中区尾上町5)。

 プログラムは、写真展「レイモン・コシュティエによるフランス・ヌーヴェル・ヴァーグの肖像」(6月14日~29日)、ビデオ展「きみはそこにいる?」(6月20日~29日)、フランスの多様なアニメーション作品を紹介する「横浜フランスアニメーション映画祭2014」(6月28日~7月4日)、フランス人振付家エマニュエル・ユインと日本人振付家・奥野美和が競演する日仏ダンス交流プログラム「ダンスクロス」(7月6日)など。

 フランス料理とボルドー地方のワイン4種類を楽しめるワインセミナー「ボルドー地方のワイン」(6月5日)、フランスの郷土料理や食文化のフェア「ホテルニューグランド フランス月間2014」(6月1日~30日)、横浜・リヨン姉妹都市提携55周年記念公演「レナード・スラットキン指揮 フランス国立リヨン管弦楽団 五嶋龍」(7月16日)も行われる。

 6月12日の討論会「都市の忘却空間の再生」(情文ホール)では、工場の跡地をアーティストのレジデンス施設に改装するなど、使われなくなった場所をアートによって再活用するプロジェクトについて、港湾都市横浜とフランスの都市のそれぞれの取り組みについて意見を交わす。

 アンスティチュ・フランセ横浜のレベッカ・リー館長は「10周年を迎える今年は、フランス好きの方や、好奇心旺盛な方が、最高のコンテンポラリー作品に出会うことができるイベントが満載。今年も日本で唯一のフランス文化と美食の祭典を楽しんでいただければ」と話している。

 アンスティチュ・フランセ横浜は在日フランス大使館直属の公式文化・教育機関。1990年5月、横浜市の協力のもと横浜日仏学院として設立。2012年9月に国内の日仏学院・学館が在日フランス大使館文化部と統合し、アンスティチュ・フランセ横浜に名称変更した。フランス語講座をはじめ、ワインテイスティングやフランス文学などの文化講座、子どものための講座など約80クラスを用意する。同校では、6月21日に夏学期に向けた説明会を実施する。予約不要、参加費無料。

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