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生誕の地・横浜で長谷川伸を舞台化「ニッポニアニッポン」-KAAT×五大路子

作品「ニッポニアニッポン」より

作品「ニッポニアニッポン」より

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 KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で5月30日から、横浜出身の小説家・劇作家である長谷川伸の世界を描いた新作舞台、KAAT×五大路子「ニッポニアニッポン~横浜・長谷川伸・瞼の母~」が上演される。

作品「ニッポニアニッポン」より

 同公演では、開港155年の横浜に焦点をあて、横浜出身の小説家・劇作家で生誕130年を迎える長谷川伸を題材にした新作を舞台化。横浜で生まれ育った女優の五大路子さん、劇作家の齋藤雅文さん、演出家の松本修さんが初タッグを組み、今に生きる長谷川伸を劇場によみがえらせる。

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 長谷川は1884年、中区日ノ出町で誕生。京急「日ノ出町駅」近くの大岡川沿い・長者橋の脇には、長谷川伸生誕の地碑と碑が建つ。父は土木請負業、母とは3歳で生別。家が破産し一家離散となり、貧窮のため学校にも通えず、幼少より横浜ドックの小僧として働きながら独学で文字を覚えた。20歳で新聞記者になり、その後、小説家に上りつめ、「瞼(まぶた)の母」、「一本刀土俵入り」などの股旅物の戯曲など数多くの名作を残している。

 今回の新作舞台には、自身の体験から生まれた「瞼の母」の登場人物など、母や女郎、教師、やくざ者といったさまざまな社会的立場の人々が登場。長谷川と作品の登場人物たちが幻想と妄想の世界で絡み合いながら、日本人が本来持つ「美しき日本人の姿」を今に問いかける。「ニッポニアニッポン」とは、絶滅危惧種である日本固有の鳥「朱鷺(トキ)」の学名。出演は、五大さん、大沢健さん、吉野実紗さん、原康義さんほか。

 五大さんは新国劇出身で、伝説の娼婦「ハマのメリーさん」をモデルにしたひとり芝居「横浜ローザ」をライフワークとして演じ続けるなど、地域に根ざした舞台活動を行う。五大さんが座長を務める演劇集団「横浜夢座」でも長谷川伸の作品に取り組み、第46回長谷川伸賞を受賞している。

 プロデューサーの林美佐さんは「ニッポニアニッポンは、『愛しき日本人』を追い求めた長谷川伸へのオマージュ作品。作家が書き続けた『魂のせりふ』とともに、それぞれ異なる演劇シーンで活躍してきた、同世代の五大路子さん、齋藤雅文さん、松本修さんの3人から生み出される、新しい長谷川伸にご期待いただければ」と話している。

 会場はKAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ。チケットは、一般=5,500円、高校生以下割引(枚数限定)=1,000円、24歳以下(枚数限定)=2,750円。公演スケジュールは日程による。問い合わせは神奈川芸術劇場(TEL 0570-015-415:チケットかながわ)ほか。6月8日まで。

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