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赤レンガでコンテンポラリーダンス公演「dancedouble#2」-日本初上演

「dancedouble#2」より

「dancedouble#2」より

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 赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で3月22日と23日、振付家・ダンサーの長内裕美さん主催のコンテンポラリーダンス公演「dancedouble#2」が開催される。

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 dancedouble(ダンスダブル)は、主催者である長内さんが継続的に開催し、実験的な作品を上演するダンス公演。海外のフェスティバルで招へい・初演された話題の日本未発表作品を再演(逆輸入)することで、海外から見た日本人振付家、ダンサー、作品の新しい価値観を引き出す。

 今回は、ハンガリー、日本、フランスの3カ国のアーティストが交錯し、海外で上演を重ねてきた作品を日本で再構成することで、新たな作品の可能性を探る。出演は、長内さんのほか、フェレンツ・フェヒールさん(ハンガリー人振付家)、石川勇太さん(振付家・ダンサー)、竹内梓さん(ダンサー)、アントワーヌ・オシュタインさん(ダンサー)。

 プログラムは、デュエット作品「RUNNING」(出演:長内裕美、フェレンツ・フェヒール )、フランスのトゥールーズを拠点に振付家・ダンサーとして活動している石川さんの作品「Dust Park2」(出演:竹内梓、アントワーヌ・オシュタイン、石川勇太)。

 3月19日には、横浜赤レンガ倉庫1号館で石川さんと長内さんによるワークショップを開催。1つのテーマを共有し、それぞれが異なった視点からアプローチすることで、受講者と共に新たな身体感覚を探っていく。

 長内さんは「どんなに素晴らしい作品でも、需要が見込めずに、日本では観ることのできないダンス作品があり、それがフェレンツ・フェヒールの作品だと言える。また、フランスで振付家としても活動する石川勇太の作品は、自身の表現方法、世界観を今まさに確立しつつある。私は今回の公演で、制作だけでなくダンサーとしても参加するが、ズキュンと、そんな気持ちを感じてもらえる公演になるのでは」と話している。

 会場は赤レンガ倉庫1号館3階ホール。スケジュールは公演日による。入場料は、前売券=一般3,000円・学生2,500円、当日券=一般3,500円・学生3,000円。

 長内さんは、現代ダンスの祭典「横浜ダンスコレクションR」で審査員賞(2009年)、2010年に若手振付家のための在日フランス大使館賞とMASDANZA-EU賞を受賞。2010年のフランスのアンジェ国立振付センターでの滞在制作作品をアンジェと横浜で発表。主な振付作品は「concord」「NAMIDA」「Knot」「SKYBAUM」など。2011年に日韓ダンスプロジェクトで韓国人振付家のノ・ギョンエさんと共同創作を行い、作品「Two Aspects」をソウル、横浜、八戸で発表している。

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