吉田町画廊(横浜市中区吉田町5)で6月16日から、写真家・秋山直子さんの個展「針穴写真展『街を延う』」が開催されている。
秋山さんは京都出身で、現在黄金町とシェアスタジオ「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」(中区新港)を拠点に活動。写真を使った展示やイベント企画を手がけ、「黄金町バザール」や「Welcome吉田町」などのアートイベントに参加している。
今回は、吉田町やイセザキモール周辺で今年撮影した新作17点を展示・販売。全て紙製のピンホールカメラを使い、地元の老舗画材店「ハヤカワ画材店」で額装した。
期間中は、ピンホールカメラを使ったワークショップも開催。6月22日・23日の10時から、カメラの制作から撮影までを行い、出来上がったカメラとプリント写真は持ち帰ることができる。参加費は4,500円(ピンホールカメラ材料費込み)。申し込みはホームページから。
また、22日13時と17時には、手回しオルガン奏者の紀あささんをゲストに迎え、会場で演奏を披露する。
秋山さんは「もう少し吉田町から離れた場所でも撮影していたが、今回は本当に画廊の近辺だけにしようと決め、直前まで撮影した。地元の方でもすぐ近くの風景だと気づかないくらい、ヨーロッパのように見えたり、昔の風景に見えたりする、ピンホール写真の味わいを楽しんでほしい」と話している。
開催時間は11時~19時(最終日は16時まで)。入場無料。6月23日まで。