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象の鼻テラスで横浜とサンディエゴをつなぐアートプロジェクト

制作中の様子。オブジェの形状は、水が流れ込み、その奥にサンディエゴ がつながっていることをイメージしている

制作中の様子。オブジェの形状は、水が流れ込み、その奥にサンディエゴ がつながっていることをイメージしている

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 象の鼻テラス(横浜市中区海岸通1)で11月28日から、パトリック・シールズ&ティム・シュヴァルツ展「マリタイム クラフト 海をわたる不可思議なのりもの」が開催されている。

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 同展は、クリエイティブな街づくりを推進する世界各地の港町と文化交流を図る「ポート・ジャーニー・プロジェクト」の第2弾。横浜とサンディエゴの姉妹都市提携55周年を記念し、サンディエゴのアーティストが自主運営する組織「The Periscope Project」と協働で「サンディエゴと横浜を仮想的に行き来し、両都市の合間に自身が存在するかのごとく感じられる作品」を展開する。

 会場では、パトリック・シールズさんの生命体のようなオブジェを公開制作。小さいサイズのオブジェにはカメラを取り付け、サンディエゴと横浜の海沿いで撮影した映像をティム・シュヴァルツさんのドキュメンテーション作品として上映する。

 12月8日には、シールズさんによるワークショップを開催。会場内に散らばるオブジェを作家インストラクションのもとに作り、持ち帰りまたは増殖させる。

 キュレーターの大田佳栄さんは「通常の展覧会はアーティストありきで考えるが、このプロジェクトは作り方が逆で、『都市に関わっていく』ためにはどういうやり方が良いか、という視点で企画し、アーティストを推薦してもらった。形や見た目のユニークさはもちろんだが、このオブジェ自体が記録メディアとして街の人たちを見つめる役割をもっているので、ワークショップなどを通じて参加してもらい、一緒に街を見てほしい」と話している。

 開館時間は10時~18時。入場無料。ワークショップは当日会場受付。12月26日まで。

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