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相鉄と東急が相互直通運転へ-2019年4月に開業予定

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 相模鉄道(横浜市西区)と東京急行電鉄(渋谷区南平台町)は10月5日、国土交通省より「相鉄・東急直通線」の工事施行認可を受けたと発表した。

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 「相鉄・東急直通線」は、JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近に新設される羽沢駅(仮称)から東急東横線・目黒線日吉駅までの約10キロメートル。羽沢駅(仮称)~新横浜駅(仮称)間の建設工事を相鉄が、新横浜駅~日吉間の建設工事を東急が行う。

 整備期間は2019年3月までで、開業は2019年4月の予定。整備主体は鉄道建設・運輸施設整備支援機構で、営業主体は相鉄と東急。事業費は約1,957億円。相鉄と東急が利用料を支払い、相互直通運転を行う。運行頻度は、朝ラッシュ時間帯10~14本/時、その他の時間帯は4~6本/時程度の運行を予定。

 同線は、すでに工事が進んでおり2015年4月開業予定の「相鉄・JR直通線」とともに「神奈川東部方面線」の一部として整備される。「相鉄・JR直通線」は、相鉄線西谷駅(保土ヶ谷区)と羽沢駅間に約2.7キロメートルの連絡線を新設し、この連絡線を利用して相鉄線とJR線が相互直通運転を行う。運行頻度は、朝ラッシュ時間帯4本/時、その他の時間帯は2~3本/時程度の運行を予定している。

 同線の開通により、相鉄線海老名駅や湘南台駅からの電車が、西谷駅より「相鉄・JR直通線」と「相鉄・東急直通線」を経由して、東急線渋谷・目黒方面へ運行される。また、相鉄線は、羽沢駅からJR東海道貨物線と横須賀線を経由し、新宿方面への直通運転も行う。

 神奈川県央部・横浜市西部と東京都心部を直結するルートが完成することにより、乗換回数の減少や速達性の向上が図られる。また、東海道新幹線新横浜駅付近に新駅が設置されることで、相鉄・東急沿線から新幹線へのアクセスが大幅に向上する。

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