横浜港大さん橋屋上で173年ぶりの「金環日食」観察会-事前講座も

会場の大さん橋屋上「くじらのせなか」

会場の大さん橋屋上「くじらのせなか」

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 首都圏で173年ぶりに見られる「金環日食」に合わせて、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区海岸通1)で5月21日、「大さん橋2012金環日食観察会」が行われる。

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 日食は、太陽の手前を月が横切るために、太陽の一部または全てが月によって覆われる天文現象。「金環日食」は太陽と月がぴったりと重なり、太陽がリング状に見える非常に珍しい現象で、今回の金環日食は、日本で1987年9月23日に沖縄本島で見られて以来25年ぶり。金環日食が最大になる時刻は7時30分前後とされている。次回は、18年後の2030年6月1日に北海道で見られる予定。

 「大さん橋2012金環日食観察会」は事前講座と観察会をセットにした企画で、事前講座は5月19日に大さん橋2階・CIQプラザで実施。プラネタリウム観覧を通して、日食の原理や正しい観測方法を学ぶ。

 21日は、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校科学技術顧問で、横浜モバイルプラネタリウム代表・遠山御幸さんの解説のもと、大さん橋屋上「くじらのせなか」先端部で「金環日食観察会」を行う。集合場所はCIQプラザ、集合時間は5時30分(8時ころ終了予定)。観察終了後に朝食を配布する。雨天時は、CIQプラザで中継による観察会を予定。

 参加費は1,500円(朝食、観察用日食メガネ付)。定員200人。観察会もしくは、事前講座のみの参加も可能。チケットは、4月2日10時より大さん橋1階「防災センター」で発売する。

 横浜港大さん橋国際客船ターミナル 総務広報担当の長森千絵さんは「観察会当日も大さん橋屋上は通常通り一般開放していますが、観測会参加者のために専用エリアを設けます。360度、視界を遮るもののない開放的な『くじらのせなか』で、貴重な天体ショーをお楽しみいただけたら」と話す。

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