横浜中華街で恒例の「媽祖祭」-海の神様の生誕を祝う

昨年の「媽祖祭」神輿パレードの様子

昨年の「媽祖祭」神輿パレードの様子

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 横浜中華街で3月20日、「横濱媽祖廟(まそびょう)」(横浜市中区山下町136)にまつられている媽祖の生誕を祝う「媽祖祭」が開催される。

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 媽祖は、海の安全や健康、縁結びにご利益があると言われ、主に中国沿岸地方、台湾などで信仰されている女神。日本では15世紀に沖縄・琉球王国で祭られたのが最初といわれ、横浜中華街のほか、箱根や長崎など日本全国約20カ所に媽祖を祭る神社仏閣があるとされている。

 当日は、中華街全域で16時より約2時間かけて神輿巡行(パレード)を実施。媽祖を乗せた神輿が華やかなイルミネーションで装飾され、3メートルを超える巨大な将軍「千里眼」「順風耳」のほか、台湾から贈られた海を鎮める四神「四海龍王」(東海龍王、西海龍王、南海龍王、北海龍王)、縁結びの神「月下老人」、子供の将軍「招財童子」「進寶童郎」、獅子舞や龍舞が街を練り歩く。

 パレードの道中に行われる伝統行事「神輿くぐり」では、信者が頭を下げてひざまずき、神様を乗せた神輿の下をくぐる。媽祖祭では、信者とともに観客も神輿くぐりを体験できる。

 横浜中華街発展会協同組合は「昨年は東日本大震災にともなう被災地復興への願いを込めて、海の平穏を司る『媽祖』を奉る巡行パレードを実施しました。今年は思いを新たに横浜中華街から応援のエールを発信します。当日は巡行の際に神輿くぐりを体験できますので、幸運を求めてぜひご参加ください」と話す。

 問い合わせは 横濱媽祖廟(TEL 045-681-0909)まで。

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