関内で全6回の創業支援セミナー-NPOが連携、士業専門家がレクチャー

「SRネット横浜」によるセミナーの様子

「SRネット横浜」によるセミナーの様子

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 シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(横浜市中区相生町3)で11月29日から、「士業専門家が教える創業支援セミナーシリーズ」が開催される。

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 同セミナーは、NPO法人こころthe士業(磯子区)と関内・桜通り沿いにシェアオフィスを運営するNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボとの共同開催。こころthe士業は社会保険労務士や税理士などの士業を営む個人事業者が集まり勉強会や主催セミナーなどを行う非営利団体で、今年9月に発足。有志で勉強会などを行っていた「SRネット横浜」が母体となり、県内で業務を営む社会保険労務士や税理士、行政書士、中小企業診断士などを中心に約30人が所属している。

 今回のセミナーシリーズでは、個人事業や中小企業の創業支援をテーマに全6回(予定)の講座を開催。税務や就業規則、助成金、人事労務、社会保険などを各回のトピックに、個人・中小規模の事業主や起業者、起業を考えている人が知っておきたいことをレクチャーする。講師は各回こころthe士業のメンバーが務める。

 初回の11月29日のテーマは「小さな会社の年末調整と所得税のしくみ」。市内で税理士事務所を営む多田英主さんを講師に迎え、所得税の一手続きである年末調整について、一連の流れを説明。電卓と実際に使用する書式を用いた実務演習も行う。

 こころthe士業の代表を務める社会保険労務士の白石清裕さんは「起業しようとする人や会社を立ち上げたばかりの人にとって、税務や労務をはじめとする法律関係や諸手続きは未知の世界で不安も多いと思います。そうした不安をセミナーを通じて解消していくことができれば幸いです。事業運営に活用できる助成金の紹介もありますので、今後の事業経営の助けにもなります。普段付き合いを持ちにくい士業の専門家とつながりをつくるきっかけの場にもなれば。受講料も低く設定していますので、気軽にご参加ください」と話す。

 初回の開催時間は19時~21時。一般の参加費は1,000円で、定員は15人。先着順でホームページから申し込みを受け付ける。2回目以降の開催日時とテーマは12月18日と19日「就業規則と助成金」、1月7日「NPO法人向け労務管理セミナー」、1月22日「税務」、2月19日「人事労務・社会保険」、3月25日「FP系または行政書士関連を予定」。個別回ごとに参加が可能。

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