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ジャック&ベティで仏ドキュメンタリー映画上映-日本初公開作品も

作品「美輪明宏~黒蜥蜴を求めて」より

作品「美輪明宏~黒蜥蜴を求めて」より

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 シネマ・ジャック&ベティ(横浜市中区若葉町3)で11月19日より、フランスのドキュメンタリー作品を紹介する第12回 フランス・ドキュメンタリー月間「ドキュメンタリー・フォーカス02」が開催される。

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 同イベントは、フランスの図書機関「Images en Bibliotheques」主導のもと、各国で毎年開催されているドキュメンタリー映画祭「ドキュメンタリー月間」の一環。横浜日仏学院(中区尾上町5)が主催となり、さまざまなテーマを題材にした5作品を紹介する。

 作品は、エリック・ボードレール監督が過激な革命運動を行なった人々の30年間を描いた「重信房子、メイと足立正生のアナバシス そしてイメージのない27年間」(2011年、フランス)、写真家でもあるレイモン・ドゥパルドン監督の山形国際ドキュメンタリー映画祭市長賞受賞作品「アフリカ、痛みはいかがですか?」(1996年、フランス)、約50年間ファッション界の頂点に君臨し続けたデザイナー、イヴ・サンローランのドキュメンタリー「イヴ・サンローラン 」(2010年、フランス)、ジャン=リュック・ゴダールとフランソワ・トリュフォーの友情を現代の視点でとらえた「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」(2010年、フランス)。

 そのほか、日本初公開となる、パスカル=アレックス・ヴァンサン監督が美輪明宏の人生を追ったドキュメンタリー「美輪明宏~黒蜥蜴を求めて」(2010年、フランス)。美輪さんは、深作欣二監督のカルト映画「黒蜥蜴(くろとかげ )」(1968年、日本)で妖艶(ようえん)なヒロインを演じ、これまでジェンダー問題に立ち向かいながら、俳優、歌手、テレビ出演、エッセイの執筆など50年にわたる活動を続けている。

 26日は15時の回上映後、エリック・ボードレール監督、足立正生監督、重信メイさんをゲストに迎えたトークショーを行う。

 シネマ・ジャック&ベティの梶原俊幸支配人は 「フランス人監督が美輪明宏さんを迫ったことで話題になっていたものの、日本では公開されていなかった作品『美輪明宏~黒蜥蜴を求めて』を上映するほか、エリック・ボードレール監督の来日によるトークショーなど、貴重なプログラムを組みました。現代のフランス産ドキュメンタリー映画を堪能しにぜひお越しください」と話す。

 入場料は作品により異なり、会期中は3回券一律3,000円チケットを販売。問い合わせは横浜日仏学院(TEL 045-201-1514)。12月2日まで。

 日仏学院は語学学校、文化センター、情報発信基地の要素をもつ「日本の中のフランス」として、美術館やギャラリー、近隣のレストラン、大学などをパートナーに、展覧会や講演会、映画の上映、ワインセミナー、料理教室などさまざまなイベントを内外で開催。横浜日仏学院の語学学校では、20人の教師が60のクラスで授業を行っている。

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