横浜マリンタワーでバックギャモンナイト-若者の間で静かなブーム

バックギャモンナイトの様子(写真左は、世界チャンピオンの鈴木琢光さん)© 楽遊庵

バックギャモンナイトの様子(写真左は、世界チャンピオンの鈴木琢光さん)© 楽遊庵

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 横浜マリンタワー(横浜市中区山下町15)で10月14日、ボードゲームを楽しむ「バックギャモンナイト in 横浜マリンタワー」が開催される。

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 バッグギャモンはスゴロクの一種で、ボード上で15個の駒をダイスで操り、相手との攻防を繰り返しながら15個の駒全てをゴールさせる早さを競うゲーム。 サイコロを扱うため、思考力のほかに運の強さも勝敗を左右する。古代エジプトが発祥とされ、日本には奈良時代に伝わったものの賭博(とばく)として流行し過ぎて禁止になったという逸話がある。

 今年7月にモナコ(モンテカルロ)で開催された「第36回バックギャモン世界選手権」では、横浜出身の現日本チャンピオン鈴木琢光さん(日本バックギャモン協会所属)が優勝し、世界チャンピオンの座を獲得した。

 当日は19時30分開始で、フリーゲームを20時~23時で行う。随時参加・途中退場可能(事前申込の必要なし)。参加費無料(ドリンク代のみ)。初心者にはインストラクターがルールを教えてくれる。

 主催する日本バックギャモン協会の望月正行さんは「横浜マリンタワーのバックギャモンナイトは開始より1年経ち、世界チャンピオンの鈴木琢光さんもよく参加しています。バックギャモンは欧米を中心に世界中で遊ばれているゲームで、日本ではインターネットを中心にブームが広がり、知的でおしゃれなゲームとして若者の間で静かなブームを呼んでいます。芸能界では石田純一さん、ロバート・ハリスさんが愛好家として知られています。好きな時に来て、好きな相手とのんびりゲームやおしゃべりを楽しんで頂ければ」と話す。

 会場は同タワー1階カフェ&イタリアンレストラン「THE BUND(ザ バンド)」。開催時間は19時30分~23時。THE BUNDではバックギャモンナイトを毎月1回開催している。

 鈴木さんは、麻布学園麻布高校在学中にバックギャモンのルールを覚え、高校卒業後、東京大学理科3類(医学部)に入学。2005年に東大将棋部主将 学生王座戦優勝、ジャパンオープン優勝、デンマークNordic wide open Doubles優勝という経歴をもつ。2008年に同医学部を卒業し、世界選手権Doubles優勝。2010年に日本選手権優勝。第36回バックギャモン世界選手権で優勝し、前々回の望月正行さんに続く日本人2人目の世界チャンピオンとなった。現在は横浜市立市民病院の臨床研究医として働いている。

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