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ジャズ喫茶「ちぐさ」が10日間限定で復活ー野毛にちぐさがあった!展

原寸大で再現された「ちぐさ」の店内

原寸大で再現された「ちぐさ」の店内

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 野毛Hana*Hana(横浜市中区花咲町1)で10月8日、老舗ジャズ喫茶「ちぐさ」のアーカイブ展「野毛にちぐさがあった!」が、始まった。

復活した横浜のジャズ喫茶「ちぐさ」店内のLPジャケット

 「ちぐさ」は、マスターの故・吉田衛さんが1933年に開店した日本最古と言われるジャズ喫茶。横浜大空襲で焼失後、1948年に再び開店。当時貴重な輸入ジャズレコードを聴かせる店としてにぎわい、渡辺貞夫さん、秋吉敏子さん、日野皓正さんらのジャズミュージシャンたちが通った店としても知られている。

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 1994年に吉田さんが亡くなり、常連客などが営業を続けたが、2007年1月31日に閉店。約17平方メートルの小さな店にあった5,000枚以上のレコード、スピーカー、アンプ、テーブルといす、カウンターなどが、野毛地区街づくり会に寄贈された事を契機に、今年6月に「ちぐさアーカイブプロジェクト」が発足。

 野毛のまちの人々とジャズや音響の専門家らで構成され、サウンドディレクターの川崎義博さんが実行委員長を務めるプロジェクト実行委員会の目的は、
「ちぐさ」を野毛地区の文化的資源としてとらえ、次世代につなげていくこと。今回、ちぐさの「オヤジ」こと吉田衛さんをよく知る「ちぐさ会」のメンバーとも連携し、「ちぐさの店舗を原寸大で再現・展示」する企画に取り組んできた。

 アーカイブ展では、実際の店舗で使われていた音響機器や家具を配置し、実物大で店舗を再現。好きなアルバムのリクエストも受け付け、レコード鑑賞が楽しめる。「ちぐさ」が残した貴重なレコードや写真パネルなどの資料を展示するほか、当時に関わりのあったミュージシャンや文化人を招いたトークイベントも行われる。

 9日はジャズ評論家の瀬川昌久さんと文筆家の高田達也さん、10日は「ちぐさ会」メンバー、17日はアルトサックスプレーヤーの五十嵐明要さんと横濱ジャズプロムナードディレクターの柴田浩一さんらが当時のエピソードなどを語る。各日とも開催時間は16時から17時、トークイベント参加費は1,000円。最終日17日にはクロージング・パーティも行われる。

 ちぐさ会会長の遊佐正孝さんは「ちぐさ会は、オヤジが好き、ちぐさが好き、ジャズが好きな連中によって自然発生した集まり。当時オヤジに怒られようが店からつまみ出されようがずっと通い続けていた連中。ちぐさがそれだけ魅力的な所だった。店が、ジャズが、そして何よりオヤジが大好きだった」と語る。

 同会の気賀沢忠文さん、芙美子さん夫妻は「まさかもう一度この光景に出会えるとは。胸がいっぱいです。」と感極まった様子を見せた。

 入場料は、営業当時の味を再現した、横浜で創業したキーコーヒーの提供で当時のブレンドを再現した「ちぐさブレンド」が1杯付いて500円。営業時間は11時から19時。問い合わせはちぐさアーカイブプロジェクト(野毛Hana*Hana内、TEL 045-325-8123)まで。

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