放送ライブラリーで映像と写真の「ベスト・オブ・世界遺産」展

「マチュ・ピチュの歴史保護区(ペルー)」©Kazuyoshi Nomachi

「マチュ・ピチュの歴史保護区(ペルー)」©Kazuyoshi Nomachi

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 横浜情報文化センター内の放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11、TEL 045-222-2828)で、映像と写真で地球の記憶を体感する「ベスト・オブ・世界遺産」展が開催されている。

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 同展は、TBSテレビ「THE世界遺産」が世界遺産の魅力を伝えることを目的に、1999年から番組の視点に立ち展開しているオフィシャルイベントの一環。ユネスコ世界遺産条約は1972年に採択され、2010年1月現在の登録件数は、文化遺産689、自然遺産176、複合遺産25、合計890件に及び、日本には現在14件の世界遺産が登録されている。

 今回は「映像と写真で体感!地球の記憶。」と題し、世界遺産を「エジプト 古代文明の輝き」「中国 悠久の大地」「イタリア 人間の織り成す歴史」「日本」「海 生命の驚異」「ベスト・オブ・世界遺産」の6つのテーマに分け、第一線で活躍する写真家の中村征夫さん、野町和嘉さん、三好和義さんらが撮影した作品約80点、展覧会のために特別編集されたハイビジョン映像、解説パネルを展示し、世界各地の世界遺産の魅力を紹介する。

 展示内容は、「エジプト」=古代都市テーベとその墓地遺跡、メンフィスとその墓地遺跡。「中国」=峨眉山と楽山大仏、万里の長城、龍門石窟。「イタリア」=ヴェネツィアとその潟、フィレンツェ歴史地区、アマルフィ海岸。「日本」=古都京都の文化財、白神山地、知床、屋久島。「海」=グレート・バリア・リーフ、ガラパゴス諸島。「ベスト・オブ・世界遺産」=アテネのアクロポリス、アントニ・ガウディの作品群、マチュ・ピチュの歴史保護区ほか。

 放送ライブラリー、業務部の峰野千秋さんは「多くの世界遺産が登録されている『エジプト』『中国』『イタリア』をはじめ、今回の展示の特徴である『海』のコーナーの美しい海中写真は特に人気を集めています。旅に出たくなる春、世界各地の『世界遺産』を堪能していただければ」と話している。

 開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日・振替休日の場合は翌日)。3月31日まで、入場無料。

 UNESCO(国際連合教育科学文化機関)は国際連合の専門機関で、日本のユネスコの窓口は、日本ユネスコ国内委員会(文部科学省内)。ユネスコにあるユネスコ世界遺産センターは、世界遺産条約に基づき、顕著で普遍的な価値のある文化遺産や自然遺産を未来に守り伝えていくための国際協力の枠組みをつくり、世界各国に世界遺産条約への締結や世界遺産の保護を呼びかけている。

 日本は世界で初めての民間ユネスコ運動の発祥の地で、現在、地域ユネスコ協会は233(2010年1月現在)。神奈川には横浜ユネスコ協会(横浜市中区港町1)、神奈川県ユネスコ連絡協議会、小田原ユネスコ協会、厚木ユネスコ協会、鎌倉ユネスコ協会の5つがある。

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