フェアトレード店「トラグーン」がインド洋大津波5周年企画

フェアトレードショップ「TRAGOOON+(トラグーン)」

フェアトレードショップ「TRAGOOON+(トラグーン)」

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 クイーンズイースト4階(横浜市西区みなとみらい2)のフェアトレード店「TRAGOOON+(トラグーン)」で12月15日より、インド洋大津波5周年・ツナミクラフトと写真展「Rebirth of Andaman」が開催されている。

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 「Rebirth of Andaman」は、2004年12月に発生したスマトラ島沖地震による大津波の復興事業の商品を扱うプロジェクト「ツナミクラフト」が被災者の作品や現地の写真を展示。被災地のひとつであるタイ南部の復興プロセスを伝え、フェアトレードの促進を図ることを目的とする。主催は「TRAGOOON+」。

 店内には、タイ南部で生産されたツナミクラフト商品を展示・即売するほか、自由な作風の現代手織り「さをり織り」、津波孤児施設「バーンターンナムチャイ」で作られた子どもたちの作品や「ツナミクラフト展」の最新作を展示。

 映像作家の東山高志さんによる写真展「Rebirth of Andaman」では、パネル展示やスライドショーを通して、ツナミクラフトの生産者や南国の暮らし、町の復興していく姿を紹介する。

 26日は、元Tsunami Craft Centreボランティアスタッフの福田佳代子さんをゲストに迎え、フェアトレードをテーマとするワークショップ「エコとアートで復興する村たち」を実施。高山さんがファシリテーターを務め、パンガー県海岸で起きた津波の時刻に合わせた12時よりスタートする(ワークショップは約2時間)。

 東山さんは「作品からタイ南部の復興パワーを、そして、自然と人の素晴らしさを感じていただければ幸いです。心のケアから生まれた製品たちは、とても明るく素敵に仕上がっています。実際に見てもらい気に入ったものを買っていただくことが、被災者である作家さんの最大の喜びとなります」と話す。

 開催時間は11時~20時、入場無料。29日まで。

 トラグーンは、「つながり」や「ファミリー」という意味をもつタイ語と「lagoon」をミックスした言葉。ファッション事業を通じた社会貢献を目指し、タイを中心にフェアトレード商品の販売を通じたコミュニティ支援を行っている。ツナミクラフトは、タイ南部を中心に4つの復興プロジェクトの商品を日本に輸入販売し、慈善活動団体のバザー品の提供やフェアトレードショップなどへの卸売りを行っている。

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