「寿町」のアートプロジェクトが地域の歴史と現在を知るツアー

12月18日に行われた「クリスマスツリー点灯式」の様子

12月18日に行われた「クリスマスツリー点灯式」の様子

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 中区寿町をめぐる今年最後のアートプロジェクトツアー「KOTOBUKIクリエイティブアクションTOUR」が12月27日に開催される。

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 今回開催するのは「寿町の歴史と現在」ツアー。当日は寿町総合労働福祉会館(中区寿町4)、寿生活館(中区寿町3)、寿公園(中区寿町3)、寿越冬闘争、地域活動団体など、現在の寿町を巡りながら寿町の形成過程や地域の生活の移り変わりについて学ぶ。案内人は首都大学東京・准教授の山本薫子さん。開催時間は13時~16時。定員7人で料金は1,000円(資料代込)。オプションで簡易宿泊所の空室をアーティストやアートリサーチャー向けのレジデンス活動拠点として提供するサービス「KOTOBUKIオルタナティブ・レジデンス」に宿泊することができる(追加料金1,500円)。

 申し込みは「KOTOBUKIクリエイティブアクション」サイトより。

 12月18日には、寿町のクリスマスツリー点灯式に合わせた特別ツアーを実施し、簡易宿泊所を改装したホステル「ポルト ヨコハマ」内のギャラリー展示やまちなかの常設作品、活動拠点巡りが行われた。クリスマスツリーの点灯式には寿福祉センター保育所の子どもや地域住民らが参加。ハンドベル演奏、クリスマスソングが披露され、点灯式後は子どもたちにアーティストのユミソンさんやサンタからクリスマスプレゼントが贈られた。

 ユミソンさんは総合労働福祉会館のピロティを拠点に、今月プロジェクト「寿・パレード」のインスタレーション活動を開始。家と町、その境目を歩く人をテーマに「木」をモチーフとしたオブジェを設置しており、18日に作品が初公開された。同プロジェクトは今後1年間かけて町全体に展開される予定。

 「KOTOBUKIクリエイティブアクションTOUR」は、アーティストやクリエーターらで構成される寿オルタナティブ・ネットワーク(中区松影町2)によるプロジェクトの一環。「KOTOBUKIクリエイティブアクション」プロジェクトは、寿町エリア(横浜市中区寿町、松影町)で地域住民らと連携しながらアート活動を展開することにより、地域の活性化を目指すもので、年間を通してアート作品の制作・設置、地域住民とのコミュニケーションの場づくり、アーティストスタジオの設置に向けた取り組みなどを行っている。横浜市が先駆的・実験的な芸術文化の発信を支援する「横浜市先駆的芸術活動助成」の対象事業。

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