創造拠点ZAIMで映像インスタレーション展「The World」

「The World」で公開中の作品より

「The World」で公開中の作品より

  • 0

  •  

 アーティストやクリエーターらが入居する日本大通りの「ZAIM」(横浜市中区日本大通34)で、9月2日よりミアカビデオアーカイブによる映像インスタレーション展「The World」が開催されている。

 「The World」展は、2004年より都内を中心に個展・グループ展を開き、ヨーロッパにも活動の場を広げるアーティスト増本泰斗(ますもとやすと)さんの映像インスタレーション展。同展は2008年のスタート以来、東京、ドイツ、エジンバラなどを巡回しており、今回の横浜展示が同シリーズ最後の公開となる。

[広告]

 展覧会では、日本語を含む多言語(アラビア語、フランス語、ハングル語、スペイン語など)で書かれたレシピと記録写真を展示し、実際にそのレシピを言語を全く解さない人に渡し、料理を作ってもらう過程を捉えた記録映像を公開する。映像には、人間の言動がいかに豊かであるか、日常生活と外れた行為を行う際の人間の困惑や葛藤や、その背後の文化的な差異などがドキュメント的に記録されている。

 作品は「スペイン語ができない日本人男性とその恋人のお母さんによるスペイン語料理のクッキング」「英語ができない日本人と日本語ができないニュージーランド人による英語レシピのイタリア料理クッキング」など全7本。

 調理メニューは、トロピカルサラダやピーマンの挽き肉詰め、ロールキャベツなどだが、映像では料理を作ってもらう過程のみを流し、完成場面は公開しない。作品には、ユーモアあるアメリカ人、韓流アイドル好きの母、ワイン片手の日本人女性などが登場し、2日に行われたオープニングレセプションでは、理解不能なレシピを手渡され、その状況下でそれぞれがとる映像記録に微笑む来場者の姿も。

 増本さんは「会場には、色や形、性質、座り心地の異なるバラバラの椅子が並んでいます。どの映像も5~10分程度の長さの作品ですので、椅子にゆっくり座り、じっくり最後までご覧ください。ゆっくり時を過ごせば、きっと作品が見えてくるはず」と話す。

 開催時間は10時~18時で、入場無料。会場はZAIM本館1階のZAIMギャラリー、9月13日まで。

ピックアップ

Stay at Home

ヨコハマ経済新聞VOTE

今行きたいのはどのエリア?