スウェーデン発・人気カジュアル衣料大手のHennes & Mauritz(ヘネス・アンド・マウリッツ、東京都渋谷区)は9月5日午前11時、横浜ランドマークプラザ(横浜市西区みなとみらい2)に「H&M YOKOHAMA」をオープンした。銀座店、原宿店に続き日本では3店舗目となる。
カントリーマネージャーのクリスティン・エドマンさんと、ストアマネージャーのインゲラ・ヨンソンさんが3階入口でテープカットした後、スタッフの歌と拍手による陽気な歓迎を浴びながら、開店を待っていた約1,000人が順に入場、横浜ランドマークプラザの3階と4階の売場約2,200平方メートルは、大勢の客でほぼ埋め尽くされた。
3階はレディース商品、4階はメンズ・キッズ商品を中心に展開。日本初となるキッズ商品をそろえる4階には、家族連れが目立った。オープン初日は、入場口は3階のみで、中階段を通り4階から退場するよう規制された。
最前列に並んでいたのは、横須賀在住の会社員の男性で、「他のアパレル店と違って常に新しい商品と出会えるところが魅力。今日はレディース秋冬ファッション・ジャケットなどが目的、昨晩23時から徹夜で並びました」と語った。
H&M Japan PRコミュニケーションマネジャーのミエアントンさんは「都内を出るのは初めてで不安もあったが、たくさんの方が並んでくれて嬉しい。雑誌でも紹介されているトレンド性の高いハイファッションは小ロットで展開しているが、ベーシックラインのシェアも非常に高く、常にアップデートを重ねながら半年かけて生産計画をたてています。新しい商品に常に出会えると思いますので、是非店舗にお越しいただきたい。横浜店では特に、ローティーンやファミリー層の期待にも応えていきたい」と話している。
同社は、1947年にスウェーデンで設立。世界34カ国に約1,800店舗を展開している。社員数は約7万3,000人。商品構成は、レディース、メンズ、ティーン、キッズ向け商品、コスメティックと幅広い。アパレルラインは、自社のデザイナーとパタンナー、バイヤーが協力して企画している。「ファッションとクオリティを最良の価格で提供すること」をビジネスコンセプトに掲げる同社は、「店舗数を年間10~15%の割合で増加させると同時に既存店舗の売上高を伸ばすこと、事業拡大には自己資本のみを投入し、クオリティを重視しながら高い収益性を維持する」ことを成長目標としている。
営業時間は11時~20時。不定休(ランドマークプラザ休館日を除く)。
ランドマークプラザは、三菱地所ビルマネジメントが運営する横浜ランドマークタワーに隣接する、全長200メートル、5層吹抜けのショッピングモール。ランドマークプラザ内には、8月28日の「ストンプ・スタンプ」、9月5日の「H&M」と「クリスピー・クリーム・ドーナッツ」に続き、18日にスポーツウエアの「コロンビア」と「くまざわ書店」と、8月末から9月にかけて5店舗が新規オープンする。