日本大通りに全長220メートルの巨大なフラワーアートが出現

昨年秋におこなわれたプレイベントの様子

昨年秋におこなわれたプレイベントの様子

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 横浜開港150周年記念関連事業の一環として、日本大通り(横浜市中区)で5月2日~4日、「日本大通りフラワーアートフェスティバル」が開催される。

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 会場は、横浜公園交差点から港郵便局交差点の間の全長約220メートル。バラ約18万本、チューリップ約6万本の花びらを道路にカーペットのように敷きつめ、21枚の花絵(インフォラータ)を描く。花絵には「私の好きな横浜」というテーマで公募された市民によるデザインも含まれる。

 使用するチューリップは、函館・横浜・神戸・長崎と共に開港5都市の一つで、切花・球根とも日本一の出荷量を誇る新潟市による提供。球根育成のために摘みとられ、捨てられる予定の花びらを利用する。

 2日午後の花絵制作には、市民ボランティア約1,800人が参加予定。花絵は22時までライトアップされる。3日と4日には、高所から花絵を見学することができる観覧台も設置される。観覧台の利用料は500円(3日約380枚、4日約260人限定)。

 また、5月2日~6日まで、新潟のチューリップ2万本で花絵をつくり、山手の西洋館などに飾る横浜開港150周年記念イベント「第10回チューリップ・アート・プロムナード」も行われる。花絵展示会場は、元町公園噴水池、ローズガーデン噴水池、ベーリックホールアプローチ園路、 山手234番館、エリスマン邸。

 同委員会委員長を務める横浜在住の作家の山崎洋子さんは「1,800人の公募に7,000人以上、新潟への花摘みツアーは50人の募集に約650人の応募があったそうで、市民の関心がとても高いことがわかった。開国博Y150の今年の開催を契機に、今後も市内で続いていくイベントになっていくといいと思っている」と話している。

 日本大通りは1879年に日本で初めての西洋式街路として,イギリス人技師R.H.ブラントンの設計により整備された。2002年に再整備され、歩道幅13.5メートル、車道幅9メートルとなり、歩道は沿道の歴史的建造物と調和するよう、大判の御影石により舗装されている。

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