手づくり段ボール船「種は船」が進水式-日比野克彦さん監修

29日に進水式を行う「種は船」

29日に進水式を行う「種は船」

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 横浜開港150周年記念テーマイベントアートプロデューサーの日比野克彦さんの監修による、段ボールを素材に使い、実際に乗船し進水することができる船をつくるプロジェクト「種は船 造船プロジェクト(THE SEEDS TRIP)」の進水式が11月29日に行われる。

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 同プロジェクトは、横浜トリエンナーレ2008の周辺関連イベントとして、8月より山下ふ頭8号物揚場(横浜市中区山下町)を会場に、登録ボランティア70人を中心に、会場を訪れる市民や観光客も制作に参加してワークショップを行い、段ボールの船の制作に取り組んできた。延べ約11,000人の市民が参加したという。船は、全長約4メートルで、防水のためのコーティングなどが施され、実際に水面に浮かべて大人4~5人が乗船することができる。

 会場では4艘(そう)の船を山下ふ頭前の岸壁に浮かべるほか、横浜開港150周年の市民参加事業「横浜FUNEプロジェクト」で作成した20艘が「造船所」内に展示される。

 セレモニー会場は11時開場。13時30分から横浜開港150周年記念テーマイベントの総合プロデューサーの小川巧記さんと、横浜トリエンナーレの総合ディレクター水沢勉さん、マスコットキャラクターの「たねまる」も参加して、若葉台中学校のブラスバンドや市民演奏家のグループ「自由演奏会」の演奏とともに進水式が行われる。

 プロジェクトの事務局では「セレモニーの様子は市民ボランティアによりインターネットで生中継されます。高校生からシニアまで多くの市民の思いが形になった船の進水式に是非参加してください」と話している。

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