吉田町で街頭パフォーマンス-9つの物語を同時上演

ブエノスアイレス国際演劇祭で上演された「ラ・マレア」より©Carlos Furman

ブエノスアイレス国際演劇祭で上演された「ラ・マレア」より©Carlos Furman

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 伊勢佐木町と野毛の間に位置する吉田町名店街で10月3日より3日間、約250メートルにわたり画廊やバーが立ち並ぶ通り全体を会場とした街頭パフォーマンス「ラ・マレア 横浜」が行われる。店舗や路上を使って9つのショートストーリが同時に上演され、物語を自由に選び観賞するというユニークな作品。主催は舞台芸術の創造拠点「急な坂スタジオ」。

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 作品はアルゼンチンのアーティスト、マリアーノ・ペンソッティさん脚本・演出によるもので、ブエノスアイレス国際演劇祭(2005年)をはじめベルリンなどの都市でも上演され高い評価を得ている。街が持つ雰囲気や、道幅などの条件がそろい横浜市内の候補地から吉田町が会場として決定した。

 ストーリーは、若いカップルが初めてのキスを交わす傍らに字幕でこれまでの2人の物語がつづられる「接吻」や、別居を決めた夫婦の最後の食卓を描いた「リビング」など他人との関係性やそこから生まれる普遍的な感情がテーマとなっている。また、タイトルの「ラ・マレア」はスペイン語で、潮の満ち干きを意味する言葉で、脚本・演出のマリアーノ・ペンソッティさんは「道の両側で、同時に出来事が起きる。まるで潮の満ち干きのように、観客は通りで生きる人々の内面に入り込み、それぞれの物語を紡ぐことができる」とコメントを寄せている。

 期間中、作品の舞台セットとなる書店で実際に本を販売する。ユニークな販売方法で「本との出合い」を演出するグループ「ブックピックオーケストラ」が手掛けるもので、作品上演する夜間を除き自由に入ることが可能。そのほか、吉田町のバー19店舗で9つのストーリーを題材にしたオリジナルカクテルを10月5日まで提供している。

 9月28日には急な坂スタジオで上演に先駆けて「ラ・マレア 横浜」に関するトークショーも開催される。マリアーノ・ペンソッティさん、舞台美術家・衣装デザイナーのマリアナ・ティランテさん、急な坂スタジオの運営団体「STスポット」の横浜理事で公共空間でのダンスプロデュースの先駆者と言われる岡崎松恵さんが創作プロセスや街と作品の関係について語る。開催時間は17時~。参加費は1,000円(1ドリンク付き)。

 上演時間は19時~21時(1作品約10分で繰り返し上演)。観覧無料。

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