「ホクレア号」横浜入港で記念イベント-プラネタリウム投影も

©ハワイ州観光局 「ホクレア号」

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 古代ポリネシア人の航海カヌー「ホクレア号」(全長19メートル、全幅約5.3メートル)が、6月9日にビッグ・アイランド(ハワイ島)から半年の航海をへて、横浜港に入港したことを記念して、大さん橋ホール(中区海岸通1)やBankART Studio NYK(横浜市中区海岸通3)などでイベントが開催される。

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 16日13時からJICA横浜体育館で同船の伝統航海術「スター・ナビゲーション」を受け継いだナイノア・トンプソン船長らによる講演会が、同日16時から大さん橋ホールで、航海のフィナーレを祝う記念イベントがハワイから来日するエイミー・ハナイアリイさんなどのエンターテイナーやハワイ州知事のリンダ・リングルさんを迎えて行われる。

 また、BankART Studio NYKでは、シンガーでクムフラ(フラ伝道師の最高位)のサンディーさんによるサンディーズ・フラスタジオ横浜校での子ども達に向けたホクレアのお話をコラージュした切り絵の展示や、ホクレア号のパネル展のほか、16日18時から、海洋ジャーナリストの内田正洋さんによるトークショー、20時から望遠鏡やカラー暗視カメラによるホクレア星の観察会、16日と17日には、五藤光学研究所の協力により設置した、ドーム型プラネタリウムで昔の船乗りたちが見上げた星の投影などを解説付きで行う。

 14日と16日にはぷかりさん橋(西区みなとみらい1)で、乗船見学会も行われる。参加費はいずれも無料。

 横浜は、1881年にハワイ王国・カメハメハ王朝第7代のカラカウア王が来日し、現在の「象の鼻地区」付近から上陸したゆかりの地。カラカウア王は日本を訪問した初めての国家元首で、明治天皇に謁見し、日本からハワイへの正式な移民「官約移民」の切っ掛けを作った。1885年にハワイ政府の要請により、944人の日本人が移民として横浜港からハワイへ渡航した。

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