Kosha33(横浜市中区日本大通33)周辺の日本大通エリアで3月14日、多国籍の参加者による清掃イベント「日本を磨く日」が開催された。日本人と外国人が共に街を清掃しながら関係性を育む社会プロジェクト「MIGAKUプロジェクト」の取り組みの一環として行われた。
「MIGAKU Tourism」は日本文化の奥行きに触れる時間
日本大通は、イギリス人技師のR.H.ブラントンによって設計され1870年頃に完成した日本初の西洋式街路で、外国人居留地と日本人市街をつなぐ役割を果たした。同プロジェクトは、訪日外国人や居住者が増加する中で生じる文化やマナーの違いによる摩擦に対し、「磨く」という行為を通じて互いを知る機会づくりを目的として開催された。
プロジェクトは清掃活動のほか、日本の作法や心づかいを多言語で紹介するデジタルコンテンツの開発や、文化の背景に触れる滞在型プログラムを展開する。今回のイベントでは清掃後に関内桜通り沿いのコミュニティースペース「泰生ポーチFRONT」(中区相生町2)で懇親会を開き、参加者同士の自然な対話を促した。
今後は「日本を磨く日」を春分・夏至・秋分・冬至に合わせて年4回各地で定例開催し、今年から地方展開を始める。文化翻訳アプリ「MIGAKU Compass」の開発を推進するほか、6月にはNPO法人「MIGAKU」を設立し、多文化共生や地域コミュニティの活性化などの課題解決に向け、全国展開も視野に入れて活動するという。
イベントを企画したEngi社長の羽田野裕義さんは「『磨く』という行為には、場を整え、心を整える力がある。互いの心が近づき、共感がにじみ、心づかいが重なり合う社会へ、日本が本来持っている心づかいの文化を未来や世界へとひらいていく」と話す。