通信大手のエリクソンは4月、横浜シンフォステージ(横浜市西区みなとみらい5)に新たな研究開発拠点となるR&Dセンターを開設し、活動を開始する。同社が2025年5月に発表した継続的な投資計画の一環となる。
エリクソン・ジャパンは国内通信事業者と連携してモバイル通信網運用を支援
当初は既存の横浜オフィスと同居する形で始動し、2027年上半期に新拠点を正式に開所する。即戦力となる経験者や新卒の採用プロセスをすでに開始しており、最終的に最大300人の新たな研究開発職の雇用を創出する。
同地区は多様な企業や学術機関、高度人材が集積しており、産学官連携によるイノベーション促進が期待されている。新拠点では、海外と日本市場向けの先進的な無線ハードウェアやソフトウェアの開発を行う。高性能な5Gネットワークなどのイノベーションをけん引し、施設内に設ける共創エリアで顧客との連携を深める。
同市はグローバル企業の研究開発拠点の誘致に取り組んでいる。横浜市の山中竹春市長は「新拠点における6Gをはじめとする先進的な無線通信技術の研究開発の推進により、新たなイノベーションの創出や次世代を担う人材の育成、横浜経済の活性化につながることを期待する」と話す。
同社は年間約50億米ドルを全世界での研究開発に投資している。エリクソンの上席副社長で北東アジア地域総責任者のシャフィック・ナシーフさんは「新たなR&Dセンターから世界に向けた共創を生み出すことで、国内の情報通信産業エコシステム全体を強化し、日本のデジタルトランスフォーメーションと経済安全保障を強力に支援していく」と話す。