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山下ふ頭にイマーシブ・ミュージアム「THE MOVEUM YOKOHAMA」

撮影=大宮雅智

撮影=大宮雅智

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 イマーシブ・ミュージアム「THE MOVEUM YOKOHAMA by TOYOTA GROUP」が12月20日から、山下ふ頭の4号上屋(横浜市中区山下町)で開催される。

「THE MOVEUM YOKOHAMA」のトヨタのモビリティ「e-Pallete」

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 第1期は「ウィーン世紀末芸術『美の黄金時代』グスタフ・クリムトとエゴン・シーレ~光と影の芸術家たち~」。グスタフ・クリムト(1862-1918)とエゴン・シーレ(1890-1918)の作品により19世紀末のウィーン芸術を表現した「美の黄金時代」と、俳優の山口智子さんがプロデューサーを務める映像と音の作品「LISTEN.」の新シリーズ「ONE MOMENT」を上映する。

 会場となる山下ふ頭4号上屋は、戦後の復興期から、日本の物流を支えてきた約6000平方メートルの巨大倉庫で、昭和時代の建築技術「トラス構造」で柱のない約1800平方メートルのシアター空間を実現。シアター内はメインステージのほか、2階エリアとミラールームで構成。

 シアターでは装飾的な優雅さでウィーン分離派をけん引したクリムトの作品は「黄金時代」として約170点を40分間、世紀末の内なる不安を視覚化したエゴン・シーレの「黄金の影で」は約110点を12分間のプログラムにまとめて上映。エプソンのプロジェクター75台と27台のスピーカーで、倉庫全体に音を響かせ、会場内のどの場所でも「没入感のある体験」ができる。

 別室のスタジオでは山口智子さんのライフワークであり、プロデューサーを務めるプロジェクト「LISTEN.」をイマーシブ・アートと融合した新シリーズ「ONE MOMENT」を上映。同プロジェクトは2010(平成22)年から10年かけて世界の音楽文化を巡り、映像ライブラリーに収め、短編作品や映画を制作してきた。「ONE MOMENT」ではハンガリーやセルビアなど約20カ国を訪問して収めた映像をもとに、騎馬民族のリズムや、さすらいの民のメロディー、歌の宴などさまざまな風土から生まれた音を届ける。

 18日に開催されたレセプションでは、山口智子さんのほか、主催の「TOYOTA GROUP」代表の豊田章男さん、都倉俊一文化庁長官、山中竹春横浜市長が登壇。

 山口さんは「未来に自慢したい地球の『今』が詰まってるタイプカプセル。この場所はいにしえの歴史が積層した空気と、今と未来がと結びついて融合してる場所だと思う」と話し、豊田さんは横浜とのつながりを考える中で「クラウンという車が、アメリカに向けて出発したのは横浜から。横浜を起点に世界への道を開いていったのかな」と気付いたと明かした。

 来賓としてあいさつした駐日オーストリア大使のシグリッド・ベルカさんは「美術館でオリジナル作品は何回も見たことがあるが、このような形でクリムトとシーレの作品に没入体験したのは初めて」と称賛した。

 「THE MOVEUM YOKOHAMA」の営業時間は10時30分~19時30分(金曜・土曜・祝前日は20時30分まで)、上映は毎時0分から約1時間。チケットは一般オンライン販売=3,000円、当日販売=3,800円ほか。第1期は3月31日まで。

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