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BankART stationでお別れの会 池田修を偲ぶ6日間「都市に棲む―池田修の夢と仕事」

中央、大きな人形の向かって左隣が池田さん

中央、大きな人形の向かって左隣が池田さん

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 みなとみらい線「新高島駅」改札上の「BankART Station」(横浜市西区みなとみらい5)で、6月14日から、3月に64歳で亡くなった池田修さんのお別れの会、「池田修を偲ぶ6日間『都市に棲む―池田修の夢と仕事』」が開催される。6月14日は池田さんの65歳の誕生日にあたる。

池田修さんへの手紙を募集

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 池田さんは1957年生まれ。Bゼミスクール卒業後、都市に棲むことをテーマに美術と建築を横断するチームPHスタジオを発足。代表作は広島のダム湖に沈む町でのプロジェクト「船、山にのぼる」。コーディネーターとしては、代官山ヒルサイドギャラリーディレクターを経て、2019年からアートフロントギャラリー取締役に就任。

 2004年から横浜の文化芸術創造の実験プロジェクト「BankART1929」の立ち上げと企画運営に携わり、2007年NPO法人化とともに理事長に就任、18年間牽引してきた。2009年度には芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。

 「お別れの会」の会場では、献花台や、池田さんの仕事を振り返る展示を行い、日替わりのトークイベントも用意する。

 トークイベントのテーマと登壇者は、6月14日「池田修の40年」=川俣正、山野真悟、村田真、15日「池田修をめぐって」=石内都、柳幸典、16日「アーティストからみた池田修」=牛島達治、開発好明、磯崎道佳、村田峰紀、野老朝雄、乾久子、丸山純子、片岡純也+岩竹理恵、17日「Bゼミ時代の池田修」=小林晴夫、牛島智子、中川達、18日「池田修と街にひろがるBankART」=曽我部昌史、佐々木龍郎、秋元康幸(以上敬称略)。開催時間は19時30分~21時で、18日のみ19時~20時30分。

 最終日19日は14時から「これからどうなるBankART」と題して、総合司会に秋元康幸さん、鈴木伸治さん、メインゲストに北川フラムさんほか多くのゲストを迎え、今後に向けたキックオフトークを展開する。

 追悼に際して、池田さんと縁のある作家らから、さまざまな形で参加したいというオファーがあり、「池田修トリビュート作品・パフォーマンス」の参加者も募集している。事前申請が必要で、申請期限は 6月10日15時。

 池田修追悼実行委員会は「それぞれの形で、池田修の考えていたこと、見ていたものを再確認することを通して、彼を偲んでいただくとともにこの催しが、私たちを含む、みなさんのこれからを考える機会になれば幸い」とコメントしている。

 イベントとあわせ、池田さんが生前、自身の誕生日に合わせて発行を計画していた著書を、池田さんを知る人たちの寄稿を新たに加えて出版する。

 入場料は1000円(会期中再入場可)、池田さんの本購入者は入場無料。トークイベントは別途参加費各1000円、19日のみ無料。

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