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119番通報の声で紡ぐ番組「EMERGENCY CALL~緊急通報指令室~」に横浜市消防局が全面協力

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 NHK総合テレビで1月13日、横浜市消防局が全面協力して制作した消防局指令室に届く119番通報者とオペレーターの会話だけで描くノンフィクション番組「EMERGENCY CALL~緊急通報指令室~」が放送される。

横浜市消防司令センターは1日約800件、年間約30万件の通報を受信

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 番組はヨーロッパやアメリカで放送された人気シリーズの日本版。火災や救急、交通事故など一日約800件、年間約30万件もの通報に対応する横浜市消防司令センターで、24時間365日、あらゆる通報に対応する指令管制員に密着したノンフィクション番組。

 指令管制員は、通報者から聴取し、通報内容をもとに消防隊や救急隊に出動を要請し、現場に向かわせる役割を担っている。急病人などの救急要請には、横浜型救急システムによる緊急度・重症度識別「コールトリアージ」を実施。時に通報者に落ち着かせながら、一秒一刻を争う事態に冷静沈着に対処している。

 今回放送される「EMERGENCY CALL~緊急通報指令室~」では、昼夜問わず声で災害対応にあたる指令管制員の姿にカメラが向けられた。初回放送分には横浜市消防局の指令管制員6人が登場。普段見ることができない緊迫した司令センターの様子や、指令管制員の災害対応などを紹介する。

 番組は、ベルギーで始まり、ヨーロッパやアメリカで制作されている人気シリーズで、110番や119番の向こうで、24時間365日応答する緊急電話のオペレーターに密着するノンフィクション番組。警察や消防など緊急通報コールセンターにカメラが潜入し、オペレーターと通報者との会話のみで構成している。今回初めて、 NHKで日本版が放送される。

 横浜市消防局の田邊栄久司令課長は「78人の指令管制員が24時間365日絶え間なく、日夜さまざまな通報に対応している。この番組を通して、消防隊や救急隊だけでなく、市民からのSOSを一番最初に受ける指令管制員の姿や、消防への通報の現状を知っていただく機会になれば」とコメントしている。

 放送は1月13日22時30分~23時。総合・Eテレの番組を同時配信・見逃し配信する「NHKプラス」では13日から20日まで配信する。

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