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横浜市庁舎近くの「北仲通北B-1地区」に大型複合施設

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 国際物流の日新は、同社が所有する北仲通北B-1地区(横浜市中区海岸通5)の開発プロジェクトを、東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険とともに4社のパートナーシップにより推進していくと発表した。

北仲通北B-1地区の計画地位置図

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 計画地は、みなとみらい線馬車道駅から徒歩約2分。土地の二方を海に囲まれるウォーターフロントエリア。敷地面積は約1万2300平方メートル。

 大型複合施設は、海沿いのプロムナードや広場とともに、賑わいや創造的活動を生み出す商業施設・オフィス、横浜都心の新たなライフスタイルを生み出す居住機能などを整備する。完成は2027年の予定。

 1859年の横浜開港の初期に市街化された関内エリアの北端にある「北仲通地区」は、生糸検査所や関連倉庫群が並ぶ港湾・臨港地区として横浜と共に発展を遂げ、2000年以降は東急東横線直通のみなとみらい線開業とあわせて、歴史的建造物の一部を保存・復元しながら地区の機能更新が進んできた。

 周辺には、2012年のUR賃貸住宅「シャレール海岸通」、2016年の結婚式場「ノートルダム横浜みなとみらい」、2019年の「アパホテル&リゾート横浜ベイタワー」、2020年に商業施設「北仲ブリック&ホワイト」「ザ・タワー横浜北仲」と横浜市新市庁舎が完成した。

 今年4月には、計画地の眼前に都市型ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」が開通し、さらに注目を集めるエリアとなっている。

 日新は戦後より北仲地区に倉庫を構え、国際総合物流事業を展開してきた。計画地は、区画整理事業を経て「日新万国橋駐車場」として暫定活用している。今回、複数デベロッパーによる提案プロポーザルから東急不動産を代表企業とする事業パートナーを選定し、複合施設開発を行うことになった。当面は、駐車場の営業を継続する予定。

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