横浜・北仲地区歴史的建造物一部を保存へ-旧帝蚕倉庫など

旧帝蚕倉庫の建築群

旧帝蚕倉庫の建築群

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 横浜市と北仲通北地区再開発協議会は1月11日、戦前から生糸専用倉庫として使用されていた旧帝蚕倉庫(横浜市中区北仲通)をはじめとするその周辺の歴史的建造物の保全活用方策を発表した。旧帝蚕倉庫を含む周辺の5棟のうち2棟を保存、3棟を解体して高層ビルを中心とした再開発計画を進める。

 方針では、3棟ある倉庫のうち1棟を、現在の状態のまま移動させ、現状保存する帝蚕倉庫事務所とともに、創造的産業の集積や、アジアを視野に入れた交流・発信の拠点「アジアデザインマネージメントセンター(仮称)」として活用する予定。そのほか、新築されるビルの低層部に解体する倉庫の外壁レンガを活用して柱や軒などを復元、倉庫群の景観を継承する。今月1月下旬から一部解体工事を開始し、年内には再開発ビルの建設工事に着手する予定。歴史的遺構である「旧灯台寮護岸」「旧波止場突堤」「旧日新運輸倉庫護岸」の復元、万国橋ビルの保全活用方策も引き続き協議するという。

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 生糸検査所(現横浜第二合同庁舎)に隣接する旧帝蚕倉庫の建築群は、横浜に集まる全ての蚕糸荷物を一括管理するための専用倉庫や、倉庫運営事務所、蚕糸関連業者の事務所として1925年から1928年に相次いで竣工された。旧帝蚕倉庫を取得した森ビル(東京都)などでつくる北仲通北地区再開発協議会と横浜市により、これらの歴史的な建物群の保存・再生を含めた新しい街づくり計画に向けた議論が進められている。

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